第18話 スポーツ大会②

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俺たち男子の2回戦目を試合が始まった


「橘!ボールいったぞ〜!」

「おう!海斗!パス」

「おっけ〜!」


基本俺がレシーブして海斗がアタックする方法で得点を伸ばしていった


ピッピッピー


2回戦目は安定して勝てる事ができた


「橘お疲れー」

「海斗か お疲れ!良いアタックだったぞ」

「そうか?ありがとう 橘は休憩時間加藤のとこに応援しに行くのか?」

「あぁ1回は応援するって約束したしな」

「まさか橘が付き合うとはなぁ」

「みんなして俺が付き合うのは意外って言うんだが?」

「そりゃそうだろ…橘は加藤と付き合う前は女子と極力話さないようにしてたし、好きな女子もいなかっただろ?」

「それは……」


俺にはトラウマがある


中学校の時に俺はある人を好きになった

相手も俺に少しは好意を抱いていた気がした

だから俺は告白した

しかし、結果は振られた

「橘って私のことすきだったんだね〜笑

意外だったよ でもごめんね橘とは付き合えないよ」


俺はその日から女子と極力話さないようにした

当時の記憶を思い出さないように



「昔なんかあったのか?」

「まぁな…」

「そうなのか…いつかは言ってくれよなこれでも橘のこと心配だったんだぜ?」

「全然そんな感じしなかったぞ?」

「橘は鈍感なのか?」

「は?俺が鈍感ないない…」



海斗は知っていた

中学校の時加藤がずっと橘に思いを寄せていた事を

俺は加藤に1回告白した事があった

だが

「ごめんね?私、亮くんのこと好きだから付き合えない…」

俺は静かに橘にイラついていた

だから時には橘に強く当たってしまった事もあったと思う

だが、橘は嫌な顔を1つせず俺に優しい接してくれた

その時から俺は橘を応援していた

加藤は学校にいる時はずっと橘に話しかけていたから、てっきり橘は加藤の気持ちに気づいているものだと思っていた

だが橘は「幼馴染だから話しかけてくれてるだけだよ」と言っていた

その頃から俺は橘のことを鈍感だと思っていた



「いや橘は鈍感だと思うぞ?」

「そんなにか?俺はそんなこと一切思ってないが…」

「まぁ気にするな 加藤さんの所へ行けよ」

「そうか? じゃあ行ってくるよ」


俺は瑠奈の試合のコートにいった

瑠奈は前線で頑張っていた

そして瑠奈が最後に相手チームを当て、ゲームが終了した


「瑠奈!お疲れ」

「あっ亮くん!来てくれてたの?」

「約束したじゃん 瑠奈かっこよかったぞ」

「そこは可愛いって言ってくれないと…かっこいいって言われてもあんまり嬉しくないと言うか…」

「ごめんごめん」

「ねぇ亮くんハグして?…」

「こんな公衆の前でか?バカか瑠奈は…」

「バカだなんてひどい!」

「いやいや流石に公衆の前で抱きつく勇気はないぞ…」

「亮くんの意気地無し」


俺って意気地無しなのだろうか?…

今回ばかりは間違ってないと思うが


「瑠奈っち〜お疲れ!それに橘もお疲れ」

「お疲れ〜!麻衣上手かったよ!」

「瑠奈っちに言われてもなんか褒められた気がしない…」


それもそうだ瑠奈はスポーツ万能だからなぁ


「いや…麻衣も上手かったと思うぞ?」

「ほんと!?嬉しい!」

「亮くんあんまり麻衣を褒めないでよね すぐ調子乗るんだから…」

「ひどいよ〜橘もそう思うよね?」

「え?あ、あぁ…」


俺はいたたまれなくなったのでバレーボールのコートに戻った



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