第8話 先生と決着

俺と瑠奈は一緒に登校している


「なぁ瑠奈。」

「なーに?」

「俺加奈先生にはっきりと理由言わずに断って来たからちゃんと言おうと思ってる。」

「その方がいいよ。先生もスッキリしたいと思ってるはずだよ!」

「瑠奈一緒に来てくれるか?」

「それはダメ。亮くんと先生の問題でしょ?自分で解決しないといけないよ」

「そうだな。ありがとう」

「頑張ってね!」


そして放課後

廊下で加奈先生に出会った。


「先生!昨日の事で話が!」

「ふぇ?あっ橘くん…いいわよ場所変えましょう」


俺と先生は化学準備室へ向かった


「先生…俺は先生とは付き合えません」

「そ、そう…理由とかあるの?」

「俺加藤瑠奈と付き合ってるんです」

「え?同じクラスの加藤さん?」

「まぁそうです」

「そうよね橘くんほどの人は彼女の1人くらい居るよね……うっうっうわーん」

「先生!?」


先生は泣き出していた


「わ、私ね自分で言うのもあれだけどね結構可愛いからモテるのでも、みんな求めてるのは私の体だけ誰も内面なんて見てなかったの。で、でも橘くんなら見てくれると思ったのだから告白したの」

「そうだったんですね。なんか申し訳ないです」

「良いの良いの」

「じゃあ友達になって話す関係になりませんか?」

「え?良いの?私寂しがり屋だから沢山話して貰うかも知れないよ?」

「いいですよその時は瑠奈と一緒に話しましょう!」

「ありがとう橘くん!私嬉しいよ!」


先生は涙を頬に流しながら握手してきた


「連絡先交換してくれる?橘くん」

「いいですよ」


俺はMINEを開き先生と交換した。


「よろしくね!橘くん!」

「はい!先生もいい出会い見つけてくださいよ?」

「からかわないの!」

「では失礼します」


俺は化学準備室から出て教室へ向かった


「おかえり亮くん」

「ただいま瑠奈」

「ちゃんと言えたの?」

「あぁ先生と連絡先を交換して友達って事でこれから喋っていくよ」

「良かった。でも、絶対に先生と浮気しないでよね!私そんな事されたら死んじゃうよ?」

「しねぇよ」

「いたっ」


俺は瑠奈の頭に軽くチョップをした


「帰ろうか瑠奈」

「そうだね。今日の晩御飯はカレーだよー?」

「嬉しいよ」

「私が丹精込めて作るからね!」

「期待してるよ」


俺たちは瑠奈の家に着いた

今日は雫さんはまだ仕事だった


「お母さん居ないからカレー作るね!」


瑠奈は手際よくカレーを作り終えた


「完成したよー食べよ?」

「そうだな」


「亮くん。あーん」


そう言いながらトマトを持ってきた


「恥ずかしだろ?」

「いいじゃん!2人きりなんだから!」

「わっ分かったよ…」

「あ、あーん…」


(やられっぱなしでは終わらない)


「瑠奈。あーん…」

「うぇ!?恥ずかしいよ…」

「2人きりなんだろ?」

「う、うん…あーん」


瑠奈の顔はトマトのように真っ赤になった


「やっぱり恥ずかしいよ〜」

「普通に食べようかな」

「そうだね」


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