第4話 お母さん瑠奈視点
瑠奈視点
私は今日亮くんが加奈先生が可愛いと言った時
少し嫉妬した。
幼稚園の頃からずっと一緒だったのに可愛いと言われた事があまり無い。それが少し不満である
それ以外は優しいし、かっこいい
亮くんの事を考えると顔が熱くなりにやけてしまう
最近になって亮くんと呼ぶようになったがまだ少し慣れない所がある。
確かに加奈先生は可愛く素敵な人だと思った。
でも絶対に負けないと心に誓いお風呂から出たのだ
そして亮くんがお風呂に入った後
「瑠奈まだ亮太くんと付き合ってないの?」
「付き合いたいけど中々言い出せなくて…」
「もっとガツガツ行きなさい!じゃないと他の女取られるわよ」
そう言われた瞬間、加奈先生が頭に出てきた
「なに?思い当たる節があるの?」
「今日ね…」
そう言って今日起こった出来事を母に話した。
「そうねぇ…先生がライバルだとしても瑠奈がガツガツ行ったらいいじゃない!」
「で、でも…」
私は不安で仕方無かった
今日私は見てしまったのだ
加奈先生が亮くんにウインクしていたことを。
亮くんはどう思ってるかは聞けなかった
でも加奈先生は亮くんの事を気に入ってる気がする
不安で押しつぶされそうだ。
そんな事を思ってると亮くんが上がってきた。
「じゃあ私入るわね〜」
そう言いながら私にウインクしてきた。
多分亮くんと話せと言ってる気がした。
「りょ…亮くん!今日ね加奈先生やってきたじゃん?どう思ったの?」
「え?可愛いと思ったよ?」
「ふーん…」
「ほんとに嫉妬してるの?」
「う、うるさいなぁ〜いいじゃん別に」
「瑠奈のそういう所好きだよ」
「あ、あ、明日も早いからね寝るね!おやすみ!」
「あ、あぁ、おやすみ」
そう言いながら駆け足で自分の部屋へ向かった。
初めてかもしれない亮くんが好きって言ってくれた事
私はそれを聞いて顔に血が上るが分かった
多分私の顔は真っ赤だろう
顔を見られるのが恥かしくて急いで部屋に来てしまった。
でもとてもとても嬉しかった。
私はたまに告白される事がある
もちろん私は亮くん一筋なのでお断りしている
告白されれば嬉しいが今日の一言はそれよりも全然嬉しい。
明日も頑張ろうと思いながら布団に入り、寝たのである
この時瑠奈は知らなかった
明日あの先生が亮くんに告白するなんて。
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初めて瑠奈視点で書きました。
次はいよいよ大事件が起こる予定です笑
良かったら評価等よろしくお願いします!
ではまた明日お会いしましょう!
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