心境と事実
コア
今までと今の心境と事実
小さい頃から親に従姉妹やテレビに映る天才児に自分を比べられてた。暴力を受けなかっただけ十分幸せな家庭に生まれたんだと思った。それでも自分は、他人と比べられるのが凄く嫌で嫌で仕方なかった。ストレスになっていた。ストレスがそれだけならマシだった。学校でも小学校高学年から容姿や性格が原因で虐められるようになった。物理的なものはなかった。でも精神的にくるものばかりだった。親友だと思っている人にも裏切られた。正直に言って苦しかった、辛かった。ほんの些細な言葉でも傷ついてしまう自分のメンタルはとても弱いなと思った。それがすぐに終われば良かった。中学だなんて地獄だった。もう1年の途中からは酷かった。幽霊やブスなんて言われたりした。先輩からは「お前が友達だと思ってるヤツら全員お前のこと友達だと思ってねぇから。」と言われた。もう誰を信じればいいのか分からなかった。先生に相談しても一時的に落ち着くだけで何も変わらなかった。高校に入れば環境も変わって落ち着くと思った。同じ中学の人は殆どいなかったから。でもそんなのは間違いだった。高校に入ってからも酷かった。悪口は当たり前。盗撮をされてしかも不特定多数者が見る短編動画投稿アプリ(名前は出しませんが)に投稿された。信じられなかった。まさか自分が盗撮の被害に会うなんて。勿論突然の事だったので、証拠を残そうだなんて考えなかった。今考えればとんでもない馬鹿である。しかもやった当事者は警察沙汰にしなかったからか、今ものうのうと反省の色もなしに生きている。それが腹がたってしまい憎んでいる。それでもそいつと同じことをしてしまえば自分も同類だ。だから自分はやらない。でも憎い。盗撮野郎とは別だが、窃盗未遂にもあった。しかも取られそうになったのはお金だった。その時は信頼している数少ない友人が助けてくれた。自分はその場に居合わせなかったので、その人がいなければお金は取られていた。そう考えるととても怖くなった。イヤホンも取られたことがあった。その時は数日後に「取ってすみませんでした」という手紙と一緒に帰ってきた。自分のは他の人と同じデザインの物だったので自分のだと分かりやすいようにイヤホンにアクセサリーをつけていた。それをわざわざ取ってまでイヤホンを取ったのだ。それで謝罪の言葉付きの手紙1つで終わりにされたのだ。謝罪をするくらいなら最初から取るな。直接謝りに来い。イラッとしたがもうどうでも良くなった。今でも窃盗はなくても盗撮の一件からはカメラが怖くなった。どこかで取られているんじゃないかという不安が毎日来る。気持ち悪くなる。街を歩いていても周りの視線が怖い。集団で歩いている人達が怖い。今でも悪口は続いている。すれ違いざまに言われる。なんで。こっちはなんも危害を加えてなじゃないか。人を見た目だけで判断するな。面白がってカメラを許可なく回すな。人が困っている所を見たいからといって人のものを盗むな。誰かに悪口を言ったんじゃないかと言われて、「言ってない」だなんて嘘をつくな。全部聞こえてんだよ。小さい声で言った悪口も集団で言ってる悪口も何もかも。お前らのせいで人が怖くなった。信じるのが怖くなった。裏切られるんじゃないかって怖くなった。友人や後輩や先輩、仲良くしてくれる人に依存している。ネガティブになった。自殺意識が少しだけ芽生えた。パニックになることが増えた。他の虐めを受けている人からしたら軽いものだ。軽くても自分にとっては、とても辛く苦しく悲しいものだった。
私は、疲れた。この世界に。不平等な神様を恨んだ。
心境と事実 コア @koa_masp
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