第42話 二階とか三階とか明日には違うかもしれない
戦力が強化された所で、丁度今日は七日目なので、ダンジョン外の魔物がリポップする日なのです。
倒した時から数えて五日経過すると再出現じゃなくて、数が減った時から数えて五日経過すると元の数に戻るとの事。
何で七日目に再出現かというと、一日目は夜遅くに連れて来られたから、何もせずに寝ちゃったからです。仕事終わって帰宅して夕飯食べた所を拉致されたんだから、仕方が無いわよね。
ダンジョン外の魔物の殲滅ぐらい、仲間になった子達に任せてしまいたいんだけど、ダンジョン外で倒して討伐の
そんな訳で私とナオさんと二人でダンジョン外へ。
一応再出現した魔物はレベルが上がっているとかだと危ないから、毎回鑑定はしていたんだけど、心配する事は無かったみたい。
私は鑑定して、倒したらダンジョンに持って帰る為に拾って歩いてとしていたから、私一、ナオさん三ぐらいの割合で倒した感じになった。
ナオさんは必要無いのに属性爪使っては、一撃二撃で倒していたから速かったっていうのもあるんだけど。
一応私の【格闘】スキルも終盤辺りでレベル三まで上がったんだけどね。無双しているナオさんには全然追い付けなかったわ。
「フレイヤさん、次の五日後まで、どれぐらいあれば足りそうかな?」
アイテムボックスから取り出して積み上げた山から、毛刈り用に羊の魔物を選り分けているフレイヤさんに、食事用に必要な分を聞いてみる。
「そうですね、アイテムボックスに入れておいていただければ傷む物でも無いですし、取り敢えず五体分でお願いします」
使わなかったら後で吸収させれば良いのだし、少し余裕を持って在庫を確保しておきたいとの事。
倒した獲物が二百体でその内五体を吸収させずに取っておく事にしたから、DPで見れば1,975
昨晩の自然増分と合わせると3,240Pもある。
「DPに余裕が出来た所で、次の層を作ります!」
作って良いわよね? とナオさんに確認を取る事も忘れずに。
「階層増築とレイアウト変更っと」
一階と現在の二階との間になる様に、新しい階層を増やす。
二階とか三階とか言ってると、増築する度に変わっちゃうから、今後は最深層とでも言うべき?
それともスタッフルームとか?
現段階で三層しかないのに最深層も何も無いし、居住層とでもしておこうかな。
それはそうと、レイアウト変更する時に、階層増築で掛かった分の半分か……と思って、ボタンを押すべきか押さぬべきか指をぷるぷるさせていたら、一部屋だけのレイアウト変更で対応すれば良いんじゃないかって白銀が教えてくれたのよね。
一層はレイアウト変更に100Pだけ必要だったから、二部屋以上適用させるならその方が良いからって事で、階層全体のレイアウト変更をしたんだけど、二層以降なら各部屋毎にレイアウト変更しても、かなり部屋数が無い限りは損をしない様になっているから、一部屋単位で良いんじゃないかって。
知らなかったら階層全体のレイアウト変更をしちゃうところだったわ。
とまあ、豆知識を白銀に披露して貰ったりとかしたんだけど、新しい二層はどうレイアウト変更をしたかと言うと、木を生やして見ました。
つまり森エリアにした訳です。
ダンジョン外まで木工の材料の木を伐りに行くのが面倒だとか、そんなんじゃないですから。
二階は森エリアにして、森で取れる様な果物とか薬草とかを採取出来るエリアにしようかなって思ったのよ。
ダンジョン運営するに当って、必ずしも冒険者達を打ち倒す必要は無いのよね。
要は滞在して貰えれば、こちらにもDPが入って来るのです。
なので、初心者がそれなりに安全にお金を稼げる様な風にしておけば、それなりの期間は滞在してくれるんじゃないかな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます