このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(122文字)
少し…かなりエロイ小説です。特に蜘蛛のくだりは秀逸です。そして、さすがにプロの作家さん、文章が読みやすい。かなりの文章を読んでいて、文を読むのが嫌になっていた僕ですが、読みはじめてしまいました。
一筋縄ではいかない、しぶとい敵キャラ。ヒロインが繰り出す無敵の悩殺技!知らぬが仏の仲間たち。秘められたヒロインの過去。緩急自在の、滑らかなストーリーテリング、読者を引き込む魅力とエロスは、まさにプロのレシピ。氷上を滑るように、すいすいと読み進めてしまいます。人類の本能も煩悩も一気呑みの冒険譚。恐縮ですが、この面白さ、Hコメディの王道かも?あくまで“殿方向け”ですので、読者を選ぶお話ですが、男どもの“下心”を笑い飛ばす快感は絶品かも?