〜盗塁〜

過去に戻ろうと思ったのだが、最近日常が忙しすぎてやめた。


先週の出来事は、私の人生にとっても大きな出来事の1つで精神的に大きなダメージを受けた。これは紛れもなく本当だ。彼とは本気で付き合いたかったし、その為の努力はしてきたつもりだ。その証拠に数日間はなにも悲しくないのに勝手に涙が出た。そしてそんな私を見た魔女と友人は気を遣ってくれて、カラオケに異常なまでに通った。1人の後輩は歌のレパートリーが少なく、最後の方は本人もよく知らない歌なのか、聞いてて原キーがわからないくらい音を外していた。


そんなこんなで5日間が経ったある日、社内で1番人気の男性社員が最上階に位置する会議室から出てきて声をかけてくれた。彼は端正な顔立ちに引き締まった身体で、仕事もよくできる人だった。男性からも女性からも人気があり、男性社員でも「一度抱かれてみたい。」という噂のある人だった。彼との朝のやりとりを魔女にしたところ、「いいじゃな〜い!」とのことだったのだが、1週間前に大きな闘いに敗れたばかりで、戦闘能力も低下しており、充電タンクもスカスカの私は、そこまで乗り気になれず、かなり抵抗した。高級ホテルのラウンジで大暴れをした挙句、「今の状況を楽しみたい!気が向いたら関係を進める!」という願望を通すこととなった。


ただ、私としても彼をNOという理由もないし、1週間前に傷心になっているのに気が多いなと言われれば反論の余地もないのだが、やはり社内で人気ナンバー1の男性に好意を寄せられたのには内心『ニヤリ』とした。社内で目が合う、合わないという話も非常に楽しい。関係を前に進めれば幸せになれるのは頭でわかってはいるものの、少しの時間、この空気感を楽しませてもらおうと思っている。もちろん彼の好意は大事に向き合わせて頂く所存である。(タイミングがあれば、関係を前に進めるかもしれない。)


今回はかなりオチのない滑る話になってしまったので、やはり不二家の過去の話に戻った方が良さそうだ。日常生活が忙しくなければ、次こそは不二家に戻ることにしよう。



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