第27話 清香来襲?
魔界時間8:20 ケイト自宅マンション
部屋中にインターホンが鳴り響く
ケイト:まったく、明日からまた天界に行かないといけないのにこんな朝から誰だ?アックス、誰か来たのか見せて〜。
アックス:メインモニターに映します。
アップで映る清香
ケイト:おわっ!びっくりした〜。って、岩瀬組の岩瀬清香⁉︎何でこんな所に?
清香の取り巻きのヤクザが騒ぐ
構成員A:オラーッ!アマヤドリ出て来い!
構成員B:居るのは分かってんだぞコラッ!
清香:騒ぐな!カタギの皆さんに迷惑だろうが‼︎
構成員達:サーセン姐御。
清香:騒がせて悪かったな、折り入って話がある。
ケイト:今開けますので上がってください。
『リビング』
ケイト:それで、わざわざ魔界まで来てのご用というのは?
清香:陸王会は4界警のマル暴の手によって潰された、今や岩瀬組はフリーの一家となったわけだ。
構成員A:おどれ、この落とし前どうつけてくれるつもりだ?お?
清香:こっちは頼み事しに来てる立場だろう、殺すぞ?
構成員達:サ、サーセン!
ケイン:その頼み事というのは?
清香:じ、実はその・・・ミオちゃんに。
ケイン:ミオちゃんに?
清香:親子の盃交わしたくて頼みに来たんだ!
ケイン:へ?親子・・・え?
構成員A:察しの悪い奴だな、姐さんは長年空席になってる岩瀬組の組長にミオってガキを据えようってお考えなんだよ‼︎
清香:オイ、今ミオちゃんを呼び捨てにしたか?お?しかも、ガキだあ?・・・いっぺん死んでみるか。
構成員A:ヒッ、ヒィッ!
ケイン:ま、ままあまあ。ここは穏便に、それにしたって何故俺なんかに?
清香:いや、一緒に居たから連絡先知ってるかと思ってな。
ケイン:(正体と住所突き止められるなら自分で調べられるだろうよ)
清香:ん?どうした?
ケイン:あ、いえ。ここを突き止められるなら居場所調べて直接頼みに行けば良んじゃないかなぁって。
構成員A:姐御は喧嘩相手にはバケモン級に強えが、推しには耐性がないんだよ!
清香:誰がバケモンだ!
ケイン:えっと、その。実はミオちゃんは総裁から頼まれて預かっただけでして、直接の連絡先を知らないんです。
清香:そ、そうなのか?
ケイン:ええ。なので、仲介を頼みたいのでしたら総裁の所を訪れる方が手っ取り早いかと。
清香:妖魔銀行の朝倉善景総裁か。分かった、朝から邪魔したな。
ケイン:いえいえ、こちらこそお役に立てずすみません。
清香:いや、急に押しかけたこっちも悪かった。行くぞお前等。
構成員達:へいっ!
ケイン:・・・総裁、すみません。
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