9話 中間試験最終日、試験返却
中間試験最終日。今日は朝早く起きたのでシャルロットさん家の前で待っていようと思い、外で待っているとソフィアさんがシャルロットさんより前に家から出てきた。
「大輔くんおはよう! 昨日勉強会したんだって? シャルが大輔くんに彼女がいないって言ってたよ。その後勉強会の話を少ししてニコニコしながら部屋に向かって、勉強し始めてたよ!」
なぜシャルロットさんは俺が彼女がいないことを家族に話すんだ! 俺が惨めじゃないか! ニコニコしていたってことはそんなに勉強会楽しかったのかな?
もしかして俺に彼女いないことを喜んでいるのか? 年齢=彼女無しの俺は生粋の非リアだけど、俺だって彼女は欲しい。もし俺が彼女がいないことでニコニコされてたら悲しい...
それに一般男子高校生は彼女が欲しいと思う。多分...
「そうなんですか...勉強会がそんなに楽しかったんですね」
無難に返事をしておくと
「そこは大輔くんが考えるところ! あ、1限が始まっちゃうからバイバイ!」
ソフィアさんと別れた。ソフィアさんが行った後シャルロットさんが家から出てきた。
「お待たせしました! 待たせてしまいすみません」
「俺の方こそいつも待ってもらってるから謝らないでよ! 逆に謝る立場だよ。そんなことより学校行こうか!」
俺の方がいつも待たせてしまっている。今日はたまたま早く出てきただけだったのに謝られてしまい申し訳なかったのでその話は早めに切り上げた。
登校中に色々と話していたが、ソフィアさんから言われた俺自身で考ることが頭から離れなくてあまり会話に集中できなかった。
クラスに入るとテスト最終日と言うこともあり、みんなが話もせずに勉強をしていた。俺も席について勉強を始める。勉強を始めて20分後にはテストが始まった。
今日のテストの順番は
1限 化学基礎
2限 世界史B
3限 コミュニケーション英語1
4限 英語表現
テストは案の定化学基礎、世界史B、英語表現はセンター試験の過去問から出されていた。コミュニケーション英語のみが先生独自の問題であった。
テストの感触として、化学基礎、世界史Bが90点前後。コミュニケーション英語が85点前後、英語表現は70点代とあまり良くなくて、失敗したと思った。
「やっとテスト終わったー。大輔どうだった?」
俺が帰宅準備中に優輝が後ろを向いて尋ねてきたので
「まあ化学と世界史はできたよ、英語は微妙かな?」
「お前の微妙は微妙じゃないから当てになんねーよ」
笑いながら言われた。伊藤さんが俺の席付近に来て、
「一ノ瀬くん英語できなかったの? 私英語表現はできたから勝てるかもね!」
と言ってきた。森本さんも今日のテストには自信があるっぽそうだ。シャルロットさんに関しては英語はどちらも満点と言い張っている。
「テストも終わったし今週の日曜にカラオケどう?」
「「「「「いいよ、了解!」」」」
4人で一斉に答えた。その後にクラスメイト5人にも聞いたら、その日は遊べる事がわかった。合計10人で遊ぶことになった。
遊ぶ約束をして今日は帰宅した。翌日に国語総合、英語表現、数学Aが返されて、翌々日には数学1、世界史B、コミュニケーション英語1、化学基礎、物理基礎の全てが返された。
俺の結果は
国語総合 88点
数学1 97点
数学A 95点
物理基礎 90点
化学基礎 92点
世界史B 84点
英語表現 69点
コミュニケーション英語1 79点
合計694/800 平均87点
と言う結果になってしまい、英語の点数が非常に低かった。でも合計点などは満足していた。他のみんなは
優輝は 合計572点 平均72点
伊藤さん 合計510点 平均64点
森本さん 合計633点 平均79点
シャルロットさん 合計480点 平均60点
優輝と森本さんは満遍なくとれていた。
伊藤さんは英語表現が91点と言う高得点。
シャルさんは言っていた通り英語はどちらも100点、だけど国語、世界史が10点代と言う結果になっていた。
学年順位は
俺 6/360
優輝 58/360
伊藤さん 129/360
森本さん 25/360
シャルロットさん 150/360
全員はこうゆう結果になった。俺の目標の上位5%にはいっているので一安心。シャルロットさんは文系科目をできるようになれば森本さんぐらいはいくと思った。
そして今週の日曜日になった。
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