8話 中間試験初日と試験後の勉強会

 中間試験の初日は国語総合、数学1、A、物理基礎。俺は理系科目が得意なので、初日の問題科目は国語だ。


 テストの範囲は


 国語総合は現代文


 数学1は絶対値を含む方程式・不等式。


 数学Aは(場合の数)と(確率)すべて。


 物理基礎は(物体の運動)と(力と運動の第一節の力)。




 シャルロットさんと登校していたので、二人でクラスに入る。クラスの中らクラスメイトたちがテストの話。また自分の席で勉強などいつもと違う風景が見えた。




「一ノ瀬くんはテストは大丈夫ですか?」




 隣の席のシャルロットさんが尋ねてきたので




「国語は少し不安かな、理系科目は毎日コツコツ勉強してたからいけると思うよ! シャルロットさんは?」




「私もまだ日本に来たばかりなので、国語が不安ですが数学などはイギリスでもやってきていたので大丈夫だと思いますよ。お互い頑張りましょう!」




  話が終わったので、俺も勉強を始めようとした時、優輝が




「大輔、テスト終わったらクラスで遊ぶ約束したじゃん?ボーリングとカラオケどっちがいい? 俺的にはカラオケがいいと思うんだよね。」




 テスト当日なのにテストの話ではなく、テスト後の話をされたので




「遊ぶことまで考えてなかったよ、でもカラオケでいいんじゃね?」




「じゃあカラオケにするか! お互いテスト頑張ろうぜ」




 そう言って前を向いた。そしてテストが始まった。


 1限が国語総合、2限が数学1、3限が数学A、4限に物理基礎。


 4限までなのでお昼前に帰れる。家に帰ったら勉強でもして明日に備えようと考えていた。そしてやっとテストが終わった。


 テストの手応えとしては数学はどちらも95点ぐらい、物理基礎は90点ぐらい、国語は運が良ければ90点になるかなぐらい。やはり優輝が先輩から聞いてきた情報通り、数学と物理基礎はセンター試験の過去問から出題されていて、対策しておいてよかったと思った。


 俺が帰宅しようとしていたら




「一ノ瀬くん、もしよかったら5人でファミレスでも行って勉強しない?」




 森本さんと伊藤さんが俺と優輝とシャルロットさんに提案してきたので、




「わたしはいいですよ」




「俺もいいぜ」




 と二人はすぐにokをだした。俺的には一人で勉強したいと思っていたが、みんなに教えるのも復習になるしいい機会だと考え




「夕方までならいいよ」




 そう答えてファミレスに向かった。ファミレスに着いてからまずはドリアとドリンクバーを頼んだ。みんなでお昼を食べてから




「明日は化学基礎、世界史B、コミュニケーション英語1、英語表現だからなにから勉強する?」




 と伊藤さんから言われて勉強を始めた。俺は化学、シャルロットさんが英語、森本さんが世界史Bと担当を決めてみんなで勉強を始めた。




 伊藤さんと森本さんは理系科目が苦手なそうで、化学を教えるのに2時間も使ってしまった。その時間に優輝はシャルロットさんから英語を教わり、次の科目に入った。森本さんに世界史Bを教わっていて俺が




「ここの覚え方とかある?」




 尋ねると、隣に座っている森本さんが俺の顔と森本さんの顔数十cmの近くまできて、




「ゴロで覚えちゃったほうがいいよ〜。ゴロは〜」




 と俺はドキドキしながら聞いていて、ゴロのところは頭に入ってこない。その時シャルロットさんが




「お二人は付き合っているのですか?」




 尋ねできたので優輝が




「もうそうゆう関係じゃないよ。友達...だと思うよ、今は恋愛話より勉強勉強。」




「よかった...」




 シャルロットさんがみんなに聞こえないぐらい小さな声で言った。




 俺は優輝ありがとうと思った。振った相手にここまで近づいてきて、気でもあるのかと勘違いしそうになった。でもあの時振られてるしな...


 そう思いつつ気持ちを切り替えて、勉強をして帰宅した。




「じゃあ、俺たち3人はこっちだから!」




「「「「「バイバイ!」」」」」




 みんなと分かれてシャルロットさんと二人で帰宅した。家の前に着いて




「今日は楽しかったです!またやりましょう!」




 家に入る前にシャルロットさんがそう言って分かれた。




 さて、明日の勉強でもしますか...部屋に行き勉強し始めるもファミレスでの森本さんのことが頭から離れなくて勉強に集中できない。そう考えていたらもう11時。




「寝よ」




 森本さんのことが頭から離れずに就寝にはいった。

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