第5話お嬢様


お嬢様は、博学であり、聡明英知ーーまさに完璧な美少女である、と言ったらつまらないか

まぁ、「完璧」なんてないもんな、人間に


とりあえず、お嬢様を一言でいうなら、「生まれつきの天才」であるということ


「お嬢様ーー下々のことは考えたことはありますか?」


エステをされながら、尋ねられるその一方、靴を履かせられる


「そう」

お嬢様って感情の出にくい人だよな、ただ、お嬢様の周りの「人脈」は悪くない

悪くないって何が、いいひとばかりだーー有名は別にして

っていうか有名かどうかは別にして


ーーーない、ただ「金持ち」がどうしたって多い、だからこそ、とぼけた一面もあるのだけど


いつも自室に閉じこもっている夫妻ーー「顔を黒子みたいにしてる」からわからない

お嬢様も知らない


それどころか、「お嬢様もめったに会えない」(血のつながりはないけど)


乳母であり、「義父母」である、近藤が、常にそばにいる


「近藤、ありがとう」乳母子である、「昇」(のぼる)もまたいい子で、ほかにも色々いる


ーーーだから、かのじょが、「残骸」狩りに決まった時、心配の嵐が降り注いだ

みんな、みんな、佐藤でもまぶしたかのように甘く、彼女を見舞っていたからだ


「子供扱いされてる」

そう感じたお嬢様は一人で、「妄執」を一体倒せなかったので、、、「残骸」三体

を「南蛮銃」で、穴だらけにして帰ってきた


ーー「怪物、」この仕事のジーニアスと分かった今でも、それでも、お嬢様は心配される

だからーー俺に対してあたりが強くなるんだと思うけど

「ちゃんとわかってんの」「はいはい」

みんななんだかんだで、おじょう様のことが好きなんだよな

だから、---守ってやらないと「今夜」の「仕事」は、正式にに活動しての

初陣ういじんなのだから

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洞窟の王と、濁流の示す先 暇の三 @13222uygu

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