第176話 用語集 1
1、軍隊の階級と使用国
元帥
上級大将※1
大将
中将
少将
准将
大佐
中佐
少佐
大尉
中尉
少尉
准尉
最上級曹長※2
上級曹長※1
曹長
軍曹
伍長
兵長
一等兵
二等兵
※1 ウェスバリア、ハイデンベルグ帝国が使用。
※2 ハイデンベルグ帝国のみが使用。
2、軍隊の規模
総軍
2個以上の軍で構成される。指揮官は元帥又は大将が充てられる。
軍
2から4個以上の軍団又は師団の隷下部隊で構成される。規模は5万以上。例外もあるが、指揮官は元帥から中将が充てられる。
軍団
2から4個の師団又は旅団の隷下部隊で構成される。規模は3万以上。例外もあるが、本作では指揮官は大将から少将が充てられる。
師団
2個以上の旅団又は連隊や大隊の隷下部隊で構成される。規模は1万以上3万未満。例外もあるが、指揮官は中将又は少将が充てられる。
旅団
2個以上の連隊又は大隊の隷下部隊で構成される。規模は3000以上1万未満。例外もあるが、指揮官は少将又は准将、大佐が充てられる。
連隊
2個以上の大隊又は中隊の隷下部隊で構成される。規模は500以上5000未満。例外もあるが、指揮官は大佐又は中佐が充てられる。
大隊
2個以上の5個以下の隷下中隊で構成される。規模は300以上1000未満。例外もあるが、指揮官は中佐又は少佐が充てられる。
中隊
3個以上の5個以下の隷下小隊で構成される。規模は60以上300未満。例外もあるが、指揮官は少佐から中尉が充てられる。
小隊
2個以上の4個以下の隷下分隊で構成される。規模は25以上60未満。例外もあるが、指揮官は中尉から軍曹が充てられる。
分隊
8名以上の13名未満の兵員で構成される。例外もあるが、指揮官は軍曹から兵長が充てられる。
班
4名以上の6名未満の兵員で構成される。例外もあるが、指揮官は軍曹から兵長が充てられる。
3、兵科・兵種
歩兵
ラウンドシールドや長槍、ハルバート、ロングソードと言った武具に、チェストプレートや兜、革鎧など軽装な防具で武装し、徒歩により攻撃を行う兵士を指す。帝国軍はこの軽装歩兵制度を既に廃止しており、銃歩兵による歩兵戦術をとる。
重装歩兵、
歩兵の武具に加え、防具を全身鎧など重装備に身を包み、徒歩により攻撃を行う兵士を指す。防御面において歩兵より優れているが、反面速度は無く遠距離攻撃の的になる可能性が高い。
銃歩兵、銃士
鎧などを装備しない軽装であり、銃で武装し、徒歩により攻撃を行う兵士を指す。魔力を持たない兵士であっても遠距離攻撃が可能になる。遠距離においては射撃のみを多用し、敵接近時は銃剣を着剣し、一斉射の後一斉に銃剣突撃をして、銃剣を槍の様に利用し攻撃する白兵戦を得意とする。
重装銃歩兵、重装銃士
銃歩兵の銃に加え、防具を全身鎧で武装し、徒歩により攻撃を行う兵士を指す。
猟兵
基本的な装備は、銃歩兵と大差ないが、銃歩兵と違う点は、その射程の長さと正確さにある。散開して個々の判断で射撃を行って敵の士官や砲兵を狙撃し、戦列歩兵の突撃を側面支援する戦術を得意とする。獣の毛皮を身に纏ったり、草や蔓を体に巻きつけ位置を秘匿しながらの陽動、囮、強行偵察などの作戦行動も出来る。
騎兵
ラウンドシールドや長槍、ハルバート、ロングソードと言った武具に、チェストプレートや革鎧や甲冑などの防具で武装し、騎乗し攻撃を行う兵士を指す。速度があることで突破力が高く、突撃を得意とする。銃の発明前は、戦闘における決戦兵力は騎兵であった。帝国軍はこの軽装騎兵制度を既に廃止しており、竜騎兵による騎兵戦術をとる。騎乗している馬にも軽度な武装を施している。
重装騎兵、胸甲騎兵
騎兵の武具に加え、防具を全身鎧など重装備に身を包み、騎乗し攻撃を行う兵士を指す。防御面において通常騎兵より優れているが、反面騎兵に比べ速度は遅い。騎乗している馬にはバーディングなどの重武装を施している。
軽騎兵、ユサール
刀剣類、ボウガン、投槍などの武具で武装する。防具は甲冑などの装備は身に着けず、比較的軽装を好む騎乗し攻撃を行う兵士を指す。防御面において通常騎兵より劣るが、反面通常騎兵に比べ速度は驚くほど速い。その速度から補給部隊からの略奪や破壊などを得意とし、規律のとれた部隊には相性が悪い。
弓騎兵
ロングソード、長弓のみの武具で武装する。防具は弓が引きやすい様に革鎧などが好まれており、弓による一撃離脱の戦法を得意とした、騎乗し攻撃を行う兵士を指す。
竜騎兵、ドラグーン
銃、サーベルで武装した騎乗した兵士を指す。銃=火であることから火を吹くドラゴンを連想し、竜という言葉が付くが、実際にドラゴンや飛竜に騎乗はしておらず、馬に騎乗する。銃で行う一斉射撃の後、突撃により敵を攻撃する戦術を得意とする。騎乗状態での装填になるため連射速度は歩兵に比べ遅いが、援護射撃なども可能である。
弓兵
弓とロングソードに、チェストプレートや兜、革鎧など軽装な防具で武装し、徒歩により攻撃を行う兵士を指す。直線的な動きをする銃の弾丸と違い、山なりの動きをする矢は、遮蔽物向こうの敵を攻撃するのに最適であり、今だ使用される。獣の毛皮を身に纏ったり、草や蔓を体に巻きつけ位置を秘匿しながらの陽動、囮、強行偵察などの作戦行動を得意とするが、帝国軍はこの弓兵制度を既に廃止しており、猟兵による猟兵戦術をとる。
工兵・戦闘工兵
若干の戦力は保持しているものの、他の兵科に比べ戦闘力は低い。しかし、掘削、爆破などの工兵技術を有しており、同時に攻城兵器の使用にも長けている。
空戦兵、有翼騎兵
ドラゴン、飛龍といったテイムされたモンスターや動物に騎乗し、上空から銃撃、弓撃、爆撃と言った行動で敵を攻撃する兵士である。小部隊の場合、敵情偵察及び魔導砲兵による砲撃の際の射弾の観測などを主たる任務としているが、大規模部隊の場合は、戦力として爆撃、銃撃などを行う。竜の生息地である、北海連合や帝国は空戦隊を部隊の戦力として組み込んでいる。
対空兵
魔導砲兵が兼任することも多いが、上空から飛来する空戦隊からの爆撃や、魔導砲兵からの魔力火球から魔法障壁によって味方部隊を守り、同時に空戦隊に対しては応戦反撃する部隊でもある。魔力適正があり、障壁を扱うことができる魔導師により構成される徒歩により移動を行う兵士を指す
魔導砲兵
魔力火球を使った魔導砲撃により、敵に打撃を与えることのできる徒歩により行動する兵士である。通常4名、砲班長、砲手、詠唱手、測距手により編成されるが、ウェスバリアではそこに対空兵が組み込まれ5名一組での作戦行動となる。
呪術兵
精神攻撃や呪いなどの魔法によって攻撃をする兵士である。詳細はまだあまり分っていない。
戦車兵、チャリオット
平地の多い南方に存在する国が主戦力として扱う兵士である。軍用馬2から4頭に引かれた荷台に、兵士2名以上を載せて戦う戦車を指す。戦車は横方向からの荷重に対して構造上非常に脆い。機動性から見ても、戦力構成から見ても騎兵に比べて大きく劣る。
冒険者
兵役の無い国、兵役を拒んだ者、兵士の適性がない者、又は退役した者がその武力を生かすため、都市や集落をギルドの依頼を受けて守る者達を指す。都市が戦争に巻き込まれそうな場合は、軍属となり軍隊と一緒に戦う事もある。普段はモンスターの討伐や、ダンジョンの攻略などを生業としている。
後方支援兵
通信、輸送、糧食、武器整備、補給などの確立を主たる任務とした兵士である。馬車、馬などで行動するが、その馬は騎兵の騎乗するような軍用馬ではない。上記第一線部隊の後方において、作戦を支援するあらゆる業務を包括することから後方支援兵と呼ばれている。
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