少女は人を食う精霊が住むという森に向かった。どうしても、そこに行かなければならない理由があった。深い霧に覆われた森。そこで出会ったのは―― 少女の決意。なぜ森は今の森になったのか。すこしの切なさと、幻想的な空気に包まれた、童話のようなやさしい物語。心が洗われるような読後感も心地よかったです。