12 めぐる優しさ3



 旅芸人は、様々な国にいって芸をするのが仕事だった。

 その影響で、親切な宿屋の主人と知り合ったらしい。


 だから、良い薬が見つかったら、故郷に送ってほしいと頼んでいた。


 旅芸人は約束が守られた事に深く感謝して、時間が空いたら宿屋の主人がいる国に向かう事を決めた。


 旅の男にも礼を言った旅芸人は、薬を貰ってすぐに恋人の元にはしった。


 そうして、薬をのませたら、恋人を苦しめていた病が、たちまち治っていったそうだ。


 元気になった恋人は、人魚のようなきれいな歌声を披露しながら、旅芸人と一緒に旅をする事になった。


 恋人の歌声と旅芸人の芸は、どこまでも広がり。


 多くの人を元気づけ、楽しませ、励ます事になった。


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