第17話【余談】準備されたレモンの砂糖漬け




暑い日差し・・・





「それにしても暑いな」

頼子は汗をぬぐう。


まったく、こんな日に外で運動するなんてマゾなのかな・・・なんて、はは




「大丈夫」





「?」




「熱中症対策のために『レモンの砂糖漬け』作って、こっそり『黒峰君のベンチ』に置いて置いておいたから」






・・・は?







「え?」



「いや、普通に、自分のモノって思わないだろうが」




「あーそっか・・・せめて『黒峰君へ』って書いておくべきだったよね」





「余計怖いわ!」





数分後、


黒峰は、誰かの忘れ物かと思って、大会役員の人に それ を届けた。






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