第97話 古代都市

 トルーカ砂漠の中心まで約百数十kmの地点。

 パウダー状の細かな砂の積もった地点を前に立ち往生した伊織達の一行は一旦その場から後退して比較的固い地面のある場所まで戻ってきていた。

 ブッシュマスター軽装甲車ではこれ以上進めないと判断し、伊織は宝玉を並べて異空間倉庫を開く。

 

「伊織さん、何を出してくると思う? 俺はホバークラフトとかじゃないかと思ってるんだけど」

「もう何でもありって感じよね。でも装軌式車両でも駄目だっていうなら普通の車は無理よね。いっそのことヘリでも良いような気がするけど」

「「でも伊織さんだからなぁ~……」」

 これまで予想の斜め上を行くアイテムを次々に繰り出してきた伊織に対する認識などこんなものである。

 もちろんそれらには相応の理由があり、その場面に最も適した代物を投入しただけのことなのだが、そもそもたとえ資金があったとしても普通なら入手することなど出来るはずのない軍事兵器まで持っているのだから高校生でしかないふたりに予想することなど無理な話だ。

 

 そして車両入れ替えのために降ろされている他の面々は、当然異世界の乗り物など知らないので予想もクソもなく、ルアとサリアは期待に目を輝かせ、残りはただ暑さにげんなりとしているばかりだった。

 眼前に広がる異空間倉庫の入口も充分に不可思議空間のはずなのだが、こちらはもはや見慣れてしまっているのでいまさら誰も驚かない。

 そうして待つことしばし。

 ジーヴェトとリゼロッドが暑さでへばりかけた頃に(といってもわずか十数分のことなのだが)ようやく異空間倉庫の入口から伊織の乗った代物が姿を現した。

「……何、アレ?」

「タイヤ、でか!!」

 何が出てきても“異世界の乗り物だから”で納得できる異世界組はそれほどでもないが、なまじ知識がある分その威容に驚きを隠せない香澄と英太。

 

 それもそのはず。

 伊織が乗ってきたのは背の高いワンボックス車のようなボディに、全高の半分以上を占める巨大な4つのタイヤを持つあまりに奇妙な車両だった。

 全長3984mm、全高2846mm。全幅2520mm。

 直径が160cmという、超大型重機に匹敵するような大きさのパドルタイヤを装備した、ロシア連邦の民間企業SHERPシェルプ社が製造販売する“全地形対応車両”SHERP N1200である。

 ロシア製という自由陣営国家以外で初登場の車両だが軍事用ではなくあくまで民生品。煩雑な手続きが必要なものの一般でも入手自体は可能だ。

 お値段も約700万円からと、とってもリーズナブル。あくまで軍事車両と比べてだが。

 まぁ、日本ではナンバープレートが取得できないので乗れる場所はかなり限られるだろうが。

 

 この車両の一番の特徴は走行中に空気圧を自在に変えられる巨大なタイヤだ。

 空気圧を低めに設定すれば接地負荷が小さくなり沈み込むような砂地や泥炭地、沼地でも普通に走行することができ、沢山のヒレのような突起を持つパドルタイヤは外輪船の水車のように水を掻くことでスクリュー無しで水上移動が出来る。

 それだけでなくこの巨大なタイヤと高い地上最低高によって1mの高さの障害物や40°近い斜面も超えることが出来るのだ。

 ちなみにエンジンは日本のクボタ社製の1.8Lディーゼルエンジンで、58Lの増槽タンクが4基ホイールディスクに統合され、メインと合わせて232Lもの燃料を積むことが出来る。

 最高時速は地上で40km/h、水上は6km/h。乗車定員は9名だ。

 

 伊織は英太達の前までシェルプを進めると車体の前後にある扉を開く。

 車体位置は高いが扉が開くと小さな梯子状のステップが降りるので小柄なルアでも何とかひとりで乗ることが出来た。

 宝玉を回収した英太も後部ハッチから乗り込むと、物珍しげに運転席を覗き込む。

「上部ハッチが前にしかないから香澄ちゃんはM4カービンとHK417、予備弾薬を持って助手席に座ってくれ。ルアは後部に取り付けたモニター見ながらドローンで先行偵察。英太は後ろから操縦を見て覚えろ。ジーヴェトは後部の窓から外の警戒な。リゼとサリアと、ラウラだったか? 3人はシートベルトして座っててくれ」

 全員が乗り込んだのを確認すると伊織は矢継ぎ早に指示を出す。

 車内には食料や水、武器弾薬がケースに入れられて積まれており、控えめに言っても広くはない。ブッシュマスターと異なり収納スペースがほとんど無いからだ。

 

「ホバークラフトとかヘリを予想してたんですけど、こんな車もあるんですね」

 自動車のようなハンドルはなく、装軌式車両と同じ左右に分離したレバーと3つのペダル、シフトレバーというシンプルな操縦方法を見つつ英太が訊ねると、伊織は苦笑気味に肩を竦める。

「ホバークラフトってのは意外と使用条件が厳しくてな。この先の砂漠だとおそらくすぐに動けなくなるか燃料切れを起こす。

 ヘリは……無理ではないんだが、どうにも心配なことがあるから用心のために使わないことにしたんだよ。心配が的中したら空だと逃げようがない」

 伊織が肩を竦めながら理由を説明する。

 

 英太が予想したホバークラフトは万能のように見えて実は結構制約が多い。

 ホバークラフトは船体下部を覆うスカートの中に高圧で空気を送りこんで、その圧力で船体を浮かせ、船体上部のファンの風力で進む乗り物だ。

 その特性上かなりの速度が出せる反面、空気圧が掛かる地面から空気が漏れてしまうとそもそも浮くことが出来ない。

 さらに、斜面があると直進性が失われるし乗り越えられるのは実質的にスカートの半分程度の高さまでだ。

 だから大きな岩がゴロゴロしている岩場やアップダウンの激しい場所、今回の様に軽く細かな砂が積もった場所では使えないし、大口開けて空気を吸い込むので巻きあげられた砂が大量に内部に入ると故障してしまう。

 だからホバークラフトが使われるのは湿地帯や海からの上陸などの限られた環境となる。しかもホバークラフトは空気を圧縮するのに膨大なエネルギーを消費するので恐ろしく燃費が悪い。

 むしろ平らな船底で水や地面に接して、船体後部に取り付けられた大型のファンで進むエアボートの方が汎用性がある。ただしエアボートはあまり大型化出来ないし重量も重くできない。

 その点、シェルプならば太く柔らかいタイヤが不安定な地面を効率的に捕らえて走行できるし、わずか1.8Lのエンジンはかなり燃費がいい。

 

 伊織の説明に英太達が納得した頃、ドローンの準備を終えてルアが後部ハッチから飛ばす。

 飛行時間重視の中型マルチコプタータイプで、伊織の指示通りヘッドマウントディスプレイではなくモニターにカメラからの映像を映しながらの操縦である。

 ドローンが前方に回ったのを確認して伊織もシェルプを発進させる。

 速度はコレまで使ってきた車両と比べてかなり遅い。

 だがその真価が発揮されたのは再び乳白色の湖のような砂漠に入ってからだ。

 徒歩でも足が沈んでいきそうな粒子の細かな砂を、まるで少しばかり柔らかい地面とでも言うかのように何事もなく進んでいく。

 それなりに砂煙は立てながらもタイヤはそれほど地面に沈むことはなく、のんびりとしたペースながら力強く進んでいく。

 

「止まるとどうなるかわからんからこのまま砂漠中心まで行くぞ。ブッシュマスターより空調は弱いから暑いかもしれないが、日が沈むまで我慢してくれ。

 っつーか、この車トイレも付いてないんだよなぁ。一応携帯トイレは積んであるからその時にどうにか工夫しよう」

 女性陣にとって聞き捨てならないことを言いつつ、ドローンの後を追うように伊織はシェルプを前進させていった。

 

 

 

「え? あ、あれ? あっ!」

 乳白色の砂の海に入ること3時間。

 幾度かバッテリーを交換しながらドローンを飛ばしていたルアが不意に叫び声を上げた。

 途中で英太と運転を交換して後部座席に移っていた伊織の顔を泣きそうな顔で見る。

 ドローンからの映像が映し出されていたモニターはブラックアウトして何も映しておらず、その直前の映像もかなり乱れていたものの断片的な映像からドローンが墜落したのがわかる。

 

「墜ちたか。ルアは気にしなくて良いぞ。こうなることも予想してたからな。ルアの操縦が悪かったわけじゃない」

 自分のせいでドローンが墜落したと思ってショックを受けていたルアを抱き寄せて慰めるように頭を撫でる。

 言葉の通り伊織はこの状況を可能性の1つとして考慮しており、そのためにルアには使い慣れているヘッドマウントディスプレイではなくモニターの映像で操縦させていたのだ。

 臨場感の高いHMDでは墜落したときのショックが大きくその恐怖心がトラウマになるかもしれないからだ。

 

「あ? うわっ?! 伊織さん、コンパスがおかしいっす!」

 続いて運転席から英太の戸惑ったような声が響く。

「他の計器類はどうなってる? 車両の動作は正常か?」

「えっと、大丈夫、っすね。運転には影響してないです」

 伊織の問いに英太はパネルをいくつか操作したりレバーを動かしたりしながら車両の状態を確認する。

 異常があったのはコンパスや外部の温度を検知する計器類で車両内部の情報は正常に表示されており、運転操作にも問題は無いようだ。

 

「伊織さん、この状況を予想してたんですか?」

 香澄の質問に伊織は頷く。

「前に紅石ってのが地脈の集中している場所に長く生きる動物の体内で生成されるって話しただろ? この砂漠だと砂竜だな。んで、砂漠の中心部に近づくにつれて砂竜の数が増えてる。

 こんな砂漠のど真ん中にそれほど獲物が居るとは思えないから、砂竜はある程度地脈のエネルギーを吸収して栄養にすることが出来るんじゃないかと予想した。ってことは、中心部に行くほど地脈のエネルギーが濃いって想像が成り立つ。

 地脈が集中している場所はどういうわけか磁気や気流、重力が乱れている場所が多いんだよ。地球でもあるだろ? 原因不明の操縦不能で航空機が墜落しやすい場所とか、何故か機械が故障する場所とか」

 

 伊織の説明に英太と香澄は曖昧に頷く。

 わかるようなわからないようなといった感じなのだろう。こういった話はとんでも陰謀論やUFO説など胡散臭い話が多いので信憑性が感じられなくても不思議ではない。

 ただ、地磁気が乱れれば電波で操作するドローンや計器類が動作不良を起こすことが多いのは確かであり、今回の事も説明はつく。

 伊織が砂漠越えをヘリなどの航空機を使わず、わざわざ面倒で過酷な陸路を使ったのも万が一を考えてのことだ。

 空を飛ぶ航空機はほんのわずかなリスクでも命取りになりかねない。

 周到な伊織としては詳しい状況が把握できない場所は安全マージンを多く取るのも当然だろう。

 ちなみに軍用車両は電子機器類に防磁処理が施されているし、磁性の強い極地方に近い領土を持つロシアの企業が製造しているシェルプと同じような防磁処理がされているので今のところ内部機器に影響は出ていないようだ。

 

「とにかく、このまま真っ直ぐに進もう。もう少しすれば日が暮れるから星も出るだろうし、それで方角は確認できるからな」

「了解っす」

 伊織の指示に英太がそのまま運転を継続する。

 なお、ルアは伊織に抱っこされたままで、先程のショックはどこへやらほっぺたを胸にスリスリしながら猫のように甘えており、リゼは爆睡中、サリアとラウラは会話の内容が何一つ理解できずに空気と化し、ジーヴェトだけが真面目に後方警戒を続けていた。

「最近、俺の扱い酷すぎね?」

 今に始まったことではないので諦めてもらうしかない。

 

 ジャリ……

 日が沈み辺りが暗くなると周囲の状況で見えるのはヘッドライトの届く範囲に限定される。

 だが満点の星空で暗さはあまり感じないし、シルエットでならある程度周囲を把握することもできる。

 見たことのない配列の星々で方角を見定めるのはサリアだ。

 商隊を率いるサリアは当然のように星で方角や位置を把握する術を心得ており、それに関してはさすがに伊織達も及ばない。

 実は太陽や星の位置を時間差で観測することにより方角だけでなく大まかな位置も把握することは出来るのだ。

 そんなわけで、サリアのナビゲートで方角を確認しつつ、位置を割り出してもらう。

 そして、砂漠の中心まであと十数kmの位置、砂の海よりもわずかに高い丘のようなものを登ったところでタイヤから伝わる感触が変わった。

 

「……どうやら到着、か?」

 シートの肩越しに前方を見た伊織が呟き、荷物から暗視ゴーグルを引っ張りだす。

 星の光を電気的に増幅して映し出されたゴーグル越しの風景は、数百m続く平らな地面と、その先にある建物群だった。

 英太にシェルプをさらに前進させ、砂地からある程度離れた場所で車を停める。

 そしてタクティカルライトを手に伊織と英太がシェルプを降りて周囲を探索する。

 香澄はM4カービンを手にルーフからの警戒だ。

 

「地面は石畳って感じっすね。てっきり砂に埋まってると思ってたんですけど」

「確かにな。けど中心に近づくにつれて砂が少なくなってたからおそらくここはほとんど風が吹かないんだろう。だから石畳や建物が風化から免れた、かもな。

 どっちにしても夜が明けないと確認できないから、地面の状態と周囲の確認だけできればいい」

 距離が遠くなるとさすがに暗視ゴーグルでも遠方まで見る事が出来ないし、暗い中で広範囲を探索するのも危険だ。

 周囲の状況を確認した後、念のため車両をパトリアAMVに入れ替える。

 超大型の砂竜などに襲われた場合シェルプのボディでは強度に不安があるため、夜明けまで休むならやはり装甲車の方が安心感がある。

 シェルプも出しっぱなしにしてすぐに移れるように隣に配置し、全員で移動する。

 シートにもたれてすでに眠っていたルアは伊織が抱き上げた。

 

 

 夜が明けて太陽が地平から顔を覗かせると、砂漠の中心が露わになる。

「すっげぇ……」

「こいつは、なかなかお目に掛かれない光景だな」

「本当に千年以上前の都市なの?」

「ここが……我等の先祖が暮らしていた街、なのか……」

「………………」

 感嘆の声を漏らす者、ただ口を開けて唖然とする者、何かを堪えるように口を噤む者。

 伊織達一行は、各々心情のままに眼前の光景を噛みしめる。

 

 明るくなったことで全貌が明らかになった古代都市跡は、千年以上が経過しているとは思えないほど完全にその姿を残していた。

 立ち並ぶ建物は高く、その数はここから見ただけでは把握しきれないほどだ。

 面積も左右を見渡しても果てが見えないほど広く、奥行きも見通すことはできない。

 都市の周囲は数百mの範囲で石畳が敷き詰められ、その先に建物が林立する都市がある。

 中世の都市国家のようにも見えるが、建物群はもっと近代的だ。

 そんな都市が砂漠のど真ん中に忽然と姿を現しているのだからその光景はSF的ですらあった。

 

「……とにかく準備を整えたらシェルプで中に入ってみるか」

 しばし見とれていた面々だったが、伊織の言葉に我に返る。

 改めて食料や飲料水を補充し装備の点検を行ってから、伊織が出してきたキャンパーでシャワーを浴びて朝食を摂る。

 リゼロッドはもちろんのこと、英太や香澄まで早く古代都市に入りたくて気が急いている様子だったが、それでも慎重に準備を整えてからシェルプに乗り込んだ。

 最後に伊織がパトリアとキャンパー、資材の入ったコンテナを異空間倉庫に戻してから乗り込む。

 

 近づいてみると、さすがに砂漠の強い日差しによるものか、建物の多くは完全に原型を留めることまではできていないようだ。

 中には倒壊しているものもあるが、リセウミス期が終わったのがおよそ1800年前であり、この都市も同じ頃には放棄されたとすればこれだけ残っているのは奇跡としか思えない。

 砂漠の砂も多少は入り込んでいるようだがせいぜい数m程度でしかなくシェルプで問題なく進むことができる。

 建物はいつ倒壊するかわからない不安はあるが都市の路地は広く、突然の崩落があったとしても巻き込まれずに済みそうだ。

 

「こうして見てもかなり発展した都市だったのがわかるわね」

「規則正しい配置に十分な幅の道からすると計画的に作られた都市だったみたいだな」

「でもなんか不気味っすね。街はその気になれば今でも使えそうなのに人っ子ひとり居ないのが」

 確かに人が居なくなって荒廃はしているものの修繕すれば使えそうというのには他の者も同意する。

 だが、

「ルアちゃん、大丈夫?」

 後部座席にいるリゼロッドがルアを心配して声を掛ける。

 

「ルア、どうした?」

「ん……パパ、だ、大丈夫。ちょっと頭が痛いだけだから」

 リゼの言葉で伊織は英太と運転を交代し、後ろに回ってルアの様子を診る。

 言葉通り、そこまで辛そうというわけではないが、それでも多少顔色が悪く、肩で息をしている。

 伊織はルアをシートに寝かせ、リゼロッドから魔法に使う顔料を借りて胸元に文様を描き込む。

 描き終えてしばらくするとルアの呼吸は落ち着いて顔色も戻ってきた。

「濃すぎる地脈の影響だな。ルアは感受性が強いから苦しくなったんだろう。リゼと香澄ちゃんも体調に違和感があるんじゃないか?」

 伊織の問いに、ふたりもわずかに頷く。

 都市に入ってから少しだが頭が重いような感じがしていたのだ。

 

「地脈って、人体にまで影響するの?」

「いや、ある程度長期間居るならともかく、これほど短時間で影響することはまずないな。少なくとも自然の状態ではあり得ない。他の要因があると考えるのが……」

 伊織が言いかけたとき、英太と後部を警戒していたジーヴェトが同時に声を上げた。

「伊織さん!」

「おい、何か居るぞ!」

 ふたりが注視する先、建物の陰になっている場所にいくつもの黒い固まりがある。

 そしてそれはゆっくりと影から姿を見せた。

 

「でかい、蜘蛛?」

「い、いや、ありゃあ、動物、だよな?」

「猿?」

 英太、ジーヴェト、香澄がそれぞれ見た印象を口にする。

 だが伊織の声がそれを否定した。

「気をつけろ、あれは人間だ!」

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