第89話 砂漠の都、ラスタルジア
「お~っ! なんかアラビアンナイトみたいっすね!」
はっきりと見えてきた街並に、ヒューロンの運転席で英太が歓声を上げる。
アラビアンナイトというのは、ササン朝ペルシャ時代にインド、ペルシャ、ギリシャなどの民話を収集して編纂し、その後アラビア語に翻訳された『千一夜』という物語の英語版タイトルである。日本では『千夜一夜物語』という名称でも知られている。
当然地名ではないのだが、まぁ言いたいことはわかる。
確かに間もなく到着しようとしている街は、トルーカ砂漠外縁に点在している他のジュバ族の街とは比較にならない程大きな都だ。
他の町はほとんどの建物が日干しレンガで作られているのに対し、この都、ラスタルジアは石造りの建物が建ち並び、高さも2、3階建てが多いようだ。
屋根や壁には青系のタイルやガラスが填め込まれているらしく街並を華やかに彩っている。
見た目の印象としてはイランの古都イスファハンを彷彿とさせる美しい都だ。
まさしく物語に出てくるペルシャやオスマン帝国の都市のようで、英太がアラビアンナイトを連想したのも無理はない。
「綺麗な街ね。砂漠にあるなんて思えないくらい」
「この都は南の山脈から流れてくるアラビス川と北西の岩地から突然始まるカッレス川が合流する場所に築かれています。
神話時代からこの地には都市があったらしく、今の建物の半分はその頃のものを修復しながら使っていますよ」
シラウの言葉通り、この都の南側には山岳地帯がそびえており、そこから流れる川はこの都近くで大きく東側に曲がり流れていっている。
そして都の北西に半日ほどの荒れ地には地面にいくつもの亀裂が走っていて、そこから水が流れ出して川になり、ラスタルジアを通ってアラビス川に流れ込んでいるらしい。
つまりこの都はふたつの異なる水源によって発展した場所ということだ。
都の南側には広大な農地があり、都の住民のみならずその庇護下にある氏族の者達をも充分に養うことができていた。
ここまでの道中でシラウからトルーカ砂漠やジュバ族に関して情報を聞いていたのだが、それによると砂漠の民であるジュバ族の中で力ある一族と呼ばれているのは20氏族。
それぞれが水の豊富な場所に街を築き、周辺に点在するオアシスの村の取り纏めをしている。
そんな氏族の中でもっとも力があるのがこの都を支配している氏族であるコーリン一族らしい。
「まぁ、支配していると言っても取り纏め役という役割でしかありませんが、この都は南にある国と多少の交易があるので対外的にそういう形をとっているわけです」
「国王ってわけじゃないの?」
「一応は南の国に対してはそう振る舞ってますけどね。実際には他の氏族に口を出すことはありませんし、3年に一度都で氏族が集まるときに顔を合わせる程度でしかありませんよ。
街やオアシスを巡る商隊の方がよほど他の場所の情報を知っているくらいです。
都の運営も幾人かの有力者がそれぞれ役割分担して担っています。ただ、コーリン一族が治安維持のための警邏兵の統括をおこなっているのと、戦闘部隊であるルジャディの育成と運用をしているので実質的に支配している形になります」
シラウの語るジュバ族という砂漠の民はかなり特殊な民族であると言える。
形態としては有力な氏族を中心とした封建制に近いが支配被支配という概念がほとんど無い。
大きな氏族と小さなオアシスの長、都の氏族も原則として対等という立場を堅持している。
当然力関係や貸し借り、恩などというファクターが加わるので実態としては完全な対等ではないのだが、少なくとも世話になっているからとへりくだることもなければ貸しがあるからと居丈高になることもない。
氏族間や長達のやり取りはある程度“習わし”という名の慣習法で決められており、各々がそれに従って問題を回避している。
ある意味牧歌的とすらいえる緩い枠の中で互いを尊重し、必要に応じて協力しながら日々を過ごしているのだ。
そんなある意味ファンタジーな状態がジュバ族全体でできている理由は、トルーカ砂漠という場所が人間が生きて行くには厳しい環境であり、下手に対立すればあっという間に共倒れしてしまうという現実的な問題があるということ。
それともうひとつ。
ジュバ族に伝わる言い伝えが関係しているという。
それによると、かつてトルーカ砂漠は緑溢れる豊かな場所だった。
そしてそこに住んでいたジュバ族の祖は現在よりも遥かに優れた魔法を自在に使い、考えられないような高度な魔法道具を持っていて、豊かで幸せな暮らしを送っていた。
しかし、やがて氏族間で些細なことから対立が起こり、それがほどなく内戦にまで発展する。
そしてとうとう一部の氏族達が危険すぎる魔法を開発して他の氏族を滅ぼそうとした。
だが結局禁忌に触れるほど危険なその魔法は失敗し、そこにあった豊かで巨大な都は一瞬で消滅し、その場は生き物の住むことのできない不毛の大地に変わり果てた。
この異世界だけでなく地球でもありふれたタイプの伝承である。
だがその言い伝えをジュバ族では幼い頃より繰り返し語り聞かせ、二度と氏族間で対立が起こらないように教えられて育つのだ。
その教えが定着した理由は互いが協力しなければ生きる事が難しい環境であることと、それ故に他国から侵略を受ける恐れがないという事情もあったのだろう。
都は豊かとはいえ、それはあくまで食料が豊富だということだけ。
膨大な戦費を費やしてまで支配下に置いたところで得られるものはほとんど無い。
結果として奇妙な精神性を持ったジュバ族という種族がこのトルーカ砂漠の外縁部で暮らす事ができたというわけだ。
「んでもよぉ、一応その南の国と交易はあるんだろ? 何か売れる物があるんじゃないのか?」
「都を北に一日ほど行った場所に真っ白な砂があるのですが、南の商人はそれを買っていきますね。コーリン一族はそれと引き替えに鉄器や果物などを受け取っています」
ジーヴェトの質問にシラウが答えるが、どうも単なる砂が売れるというのが理解できないようで眉を寄せて首を傾げている。
だが実際は砂漠の砂、特に純白に近い砂は不純物のほとんど含まれない石英質の物だ。
これは珪砂と呼ばれ、ガラスの原料として現代地球でも大量に利用されているが、砂漠以外の場所では不純物が多くて分離するのに相当な技術力が必要となる。
この異世界でもガラスは作られており、南の国ではトルーカ砂漠の珪砂を買って質の良いガラス製品を作っているらしい。
「そろそろ到着しますね。
タスバの街から都までわずか一日とは、我々ではどれほど急いでも10日はかかるのに、驚きです。
このまま都に入るのはさすがに騒ぎになってしまいますのでこの場で少し待っていていただけますか?」
冒頭でも言及しているように今彼等が乗っているのは伊織のヒューロンAPCである。
荷車すら少ない砂漠地帯でこんな得体の知れない乗り物が都に入ってこれば騒動にならないわけがない。
なのでシラウ達はここで降りて先に都に入り、警備兵やコーリン一族の長に話を通すことにするらしい。
しばらくしてシラウの説明を受けたであろう警備兵と思われる数人の男がやってきて都の中に入るように促した。
バラジュに乗ったその男達の先導に従いゆっくりと都の中に入る。
都は高さ3メートルほどの城壁のようなもので囲まれているようだが、壁自体はそれほど厚みはなく、外敵や侵入者を阻むというよりも風によって砂が都に入らないようにする防砂壁のような物らしい。
そして都の中はというと、
「おおぉ~! なんか、すっげぇな!」
「これこそ異国って感じね!」
意外にもジーヴェトとリゼロッドの反応が強い。
ここまでいくつもの国を巡ってきたとはいえ、多少建物の様式などが異なりはすれ街並などはそれほど大きな違いは無かったのだが、この都はそれらのどれともまったく異なる印象を受ける。
この砂漠でも村や街は見たものの、そこは規模が小さかったのでそれほど異国という感慨を得ることはなかったのだ。
このラスタルジアという都はオルストやアガルタ帝国の街にも引けを取らない規模ながら別の華やかさを持っている。
砂漠の都でありながら幾本も水路が通り、所々に水場が作られている。
そのせいか都の中は明らかに気温が低く、まだ日が高いのに通りには人が多く行き交っていた。
「なかなか見応えがある街だな。観光だけでもわざわざ立ち寄った甲斐がありそうだ」
「そうっすね。これで食い物が美味かったら言うこと無いですけど」
「他の村や街とは全然違うのね。水が豊富みたいだし、色々と見て回りたいわね」
「ルア、魔神のランプ探したい!!」
伊織達もすっかり物見遊山気分で街並を眺めながら感想を言い合う。
砂漠地帯に来てから読み始めた『アラジンと魔法のランプ』を気に入ったらしいルアの言葉にホッコリしながらゆっくりとヒューロンを進める。
ラスタルジアは都とは言っても規模そのものはそれほど大きくない。
大陸西南部や西部で言えば少し有力な貴族の街と同規模程度であろう。
驚愕の表情で足を止めている人々の前をゆっくりと通り過ぎながら十数分ほどで一際大きな建物の前まで到着する。
そこで待っていたのはシラウとその妻だ。
「改めて、ようこそラスタルジアへ。
我々コーリンの一族は異国より来られた方々を歓迎します」
どこか誇らしげに言うシラウの案内で建物の中に入る。
もちろん全員でだ。
建物の中はひんやり涼しく、都の外が40℃を超えているなどとは思えないほどだ。
かといって薄暗いこともなく、いくつもの窓から明るい光と乾いた風が通り抜けている。
一般的な王宮のような絢爛さはないが、天井は高く、白と茶色の微かなグラデーションの砂岩のような石材で築かれているようだ。それがまたこの砂漠の都に良くマッチしている。
床も同じ石材が使われているようだが、断熱効果が高い反面密度が低くて摩耗に弱いようで、床材はタイルのように交換できるようになっているらしい。
しばらく廊下を進み、やがて広い部屋に通されると絨毯が敷かれた場所に座る数人の男女がにこやかな笑みで伊織達を迎えていた。
「ようこそ、異国の訪問者よ」
中央に座っている初老の男がそう言いながら伊織達を絨毯に誘う。
「シラウ殿に甘えて招きに応じさせて頂いた。
私は伊織、こっちは娘のルア。それと仲間の英太、香澄、リゼロッド、ジーヴェトだ。よろしく頼む」
絨毯の脇で靴を脱ぐと男の正面に座り伊織が軽く頭を下げる。
大陸西部や北部で王宮に招かれたときのように格式張った仕草ではないが礼節ある挨拶を交わす。
初老の男も、伊織達が履き物を脱いでから絨毯に乗ったのを感心したように見て相好を崩した。
「シラウから貴公等が我が同朋に施してくれた偉業を聞いた。
口幅ったいようだが儂はジュバ族の代表のように見なされる立場なのでな。儂からも礼を言わせて欲しい。
もっとも、シラウの口から出るのは信じがたいことばかりなのでどこまで鵜呑みにしたらいいのかわからぬが。
いずれにしてもジュバ族が受けた恩はジュバ族が返さねばならんだろう。
この都にいる間は何か望みがあれば遠慮無く申し出てくれ」
「こちらこそ世話になる。
俺達は古代に存在したという魔法文明の研究者だ。
この都は古代の遺跡をそのまま使っていると聞いた。差し支えない範囲で見させてもらいたいと思っている。関連した資料などがあったらそれも見たい。
それからジュバ族に伝わる伝承も興味深いから詳しい人に話を聞きたいな。
それに伴って都のすぐ外側に滞在する建物を持ち込むことと、都の中を俺達の荷車で移動する許可が欲しい」
話し始めると同時に男が改まった口調で話す必要がないと言い添えたので伊織が普段通りの調子で遠慮無く要求を突き付ける。
このオッサンの辞書にに躊躇うという文字は載っていないらしい。
「む? 貴公等はこの宮で暮らしてもらおうと考えていたのだが?」
「そういってくれるのはありがたいが、それじゃあお互いに気を使うだろうし護衛の連中も気が休まらないだろう。
いくらこの都が水が豊富とはいっても異国人が我が物顔で水を使えば面白く思わないだろうしな。
だから許可さえもらえれば勝手に過ごすし水も自前で用意しているから気にしないでくれ」
何とも言えない顔で伊織の申し出を聞く男。
ある意味もの凄く失礼な言葉なのだが伊織の顔にこの都を蔑むような色は見られない。
「長、イオリ殿は我らでは想像も付かない技術と道具を持っているのです。
イオリ殿達の気が休まるのがそれであれば良いのではないですか?」
シラウがそう言って取りなすと男も不承不承といった感じではあったが頷いた。
「ってことは、またあの要塞みたいな家出すんですか?」
「トレーラーハウスじゃ多分暑いからなぁ。アレなら外気温が100℃超えても大丈夫だし、水も使いたい放題だ。それに風呂にも入れる」
「お風呂は入りたいわよね。シャワーは浴びてたけどしばらく入ってないし」
「私も入りたいわね。久しぶりにゆっくりとお湯に浸かりながらキンキンに冷やした冷酒飲みたいわ。
資料を運ぶのが面倒だけど、ヴェトがいるし」
「また俺かよ!? 運ぶのは良いけど誰か手伝ってくれよ!」
シラウのおかげで空気が悪くなることもなく話が進む。
やがて長の男だけでなく、同席していた男女も交えて交流が続けられた。
この場にいたのは全て長の妻達と息子であるらしく、長には10人の妻と26人の子供がいるそうだ。
シラウは3男であり、主に都から西部へ向かう商隊を統括している。他の息子達も多方面の商隊や都の行政を担当する者が多いらしい。
長達は伊織達が語る異国の話に目を輝かせながら聞き入り、伊織達も砂漠やラスタルジアの話を興味深げに聞いた。
「うむ? もうこんな時間か。名残惜しいがまた話す機会もあるだろう。今日はこの辺にしておくことにしよう」
「こちらこそ、興味深い話を聞かせて頂いた。その礼というわけじゃないが、お近づきの印に異国の果物を送らせてもらいたい」
日が傾き、部屋の中を朱色に染め始めた頃、長が会談の終わりを告げると、伊織は立ち上がって簡易異空間倉庫を開いて中からまたもや桃の箱を持ち出して絨毯の上に置いた。
長の妻達が興味津々の様子でそれらを受け取り、伊織達は再びシラウの先導でその場を後にしたのだった。
「お時間を取らせてしまって申し訳ありませんでした」
「いや、こっちも楽しかった。また機会があればお邪魔させてもらいたいくらいだ」
都の外に出るためにヒューロンに乗り込んだ伊織達にシラウが苦笑いで頭を下げる。
が、言葉通り伊織達も充分に楽しんでいたので問題は無い。
「ところで、ひとつお伺いしたいのですが、宮に滞在されるのを拒まれたのは何か理由があっての事ではないですか?」
「…………」
「気に触ったらお詫びします。ですが、長と話されているときも時折意識が他に逸れることがあったように思えましたので」
シラウの言葉に微妙な表情で頭を掻く伊織。
代わって答えたのは香澄だ。
「あの部屋の外から聞き耳を立ててた人が居たからね。それにどうもあまり歓迎している気配じゃなかったし」
「うん。嫌な感じでパパのこと見てた」
香澄とルアの言葉にギョッとするシラウ。
「まさか! あの場は長が人払いしているはずですし、イオリ殿にそのような視線を向ける理由がありません!」
「あの、なんつったか、ルジャディ、だっけか? その連中だろうな。
明らかに俺達のことを敵視してる感じだったぞ。上手く隠してたが殺意も持ってるみたいだったしな」
伊織の言葉にショックを受けたように呆然とする。
だがその内容そのものを疑ってはいないようだ。
シラウも様々な危険のある砂漠を旅する身である。それなりに腕に覚えはあるし人を見る目も養われている。
「ルジャディって、長の護衛をする人達だったよね?」
「護衛っていうより、専門は別だろうよ。戦闘力自体は並より少し上程度だが、本職は諜報とか暗殺ってところか」
「?! ご、ご存じだったのですか?」
伊織があっさりとラスタジアの秘中の秘を暴露したことにシラウはさらに驚く。
「俺達はこの都に来たばかり。なのにああまで敵視するってことは西の街での騒動が伝わってるってことだろう。
魔法か魔法具で情報を伝える方法があるんじゃないのか? といっても、あの程度で、とは思うけどなぁ」
タスバの街でバカ息子に絡まれた際、伊織がルジャディに牽制したのは確かだが、その程度で敵意を向けるというのも腑に落ちない。
そんな会話を交わしながら都の外に出る。
そして街壁の外側、農地のない場所にシラウの誘導で辿り着くとヒューロンを降りる。
すぐに伊織が宝玉を並べて異空間倉庫を開くが、シラウは立ち去ることなくその場に留まって興味深げにその光景を見ていた。
これまでにも異空間倉庫を見ていたシラウだったが、何度見てもこの不可思議な魔法には興味を惹かれるらしく、それに伊織が中から持ってくる現代地球の装備類にも存分に好奇心を刺激させられているようだ。
今回もその期待に応える、いや、さらに度肝を抜くことだろうことは想像に難くない。
なにしろ出そうとしているのが要塞じみたシェルター住宅なのだから。
一旦異空間倉庫の中に入り住宅の移動を設定してから出てきた伊織は、ルアがヒューロンの中にいるのを良いことに煙草に火を着ける。
「そんなにルアちゃんに気を使うくらいならタバコ止めれば良いのに」
「そうよねぇ、今どき流行らないわよ?」
「もっと害がある酒を規制しないのに、やり玉に挙げやすいってだけで目の敵にしてる世の中に物申す!
ってか、酒なんて毎年何人無関係な人間死なせても誰も何にも言わないのに、タバコばっかり批判するのおかしくね?!」
「「異世界で言ってどうすんの!!」」
シェルター住宅の移動は、巨大なだけに時間が掛かる。
自走できるとはいっても時速はわずか1キロ。
異空間倉庫から出てくるだけでも十数分はかかりそうだ。
なので伊織達は雑談をしながらのんびりとシェルター住宅が出てくるのを待つ。
「やれやれ、こらえ性の無いことで。
英太、香澄ちゃん、お客さんだ。ジーヴェトはヒューロンの中でリゼとルアの相手よろしく」
タバコを携帯灰皿でもみ消しながら片付け、伊織が唐突にそんなことをいう。
だがそれだけで英太と香澄は伊織の言いたいことを察して臨戦態勢を整える。
具体的にはヒューロンから日本刀と拳銃のホルスターを引っ張りだして身につけた。
「……っ! シラウ、下がれ!」
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