第4話 スライム
あれ、可笑しいな。あんなに手間かけて魔方陣描いてたのに召喚されたのはスライム?
いやいやいやいや、ほら目を擦ってみよう。そうすればきっと違うはず
ちらっ、ともう一度下を見るがどうみてもスライムですありがとうございました
「ホープ、これがお前の初めての召喚だ。こいつに名前をつけてあげな」
えぇ、このスライムもしかしてずっと飼うの?好きなときに呼べるとかじゃないの?いや、あんなに手間かけて一回だけじゃさすがに効率が悪いか
えっと、名前名前。もーいい名前が思い付かないからスライムから取ってライでいっか
「ライ、この子の名前はライにするよ」
「ライか。スライムから取ったのか?安直だけどいい名前だ。少なくともホープが大きくなるまで付き合うなかだからちゃんと接するんだぞ」
え?大きくなるまでこのスライムなの?俺の相棒的なの
でも女神は召喚魔法の才能をくれたはず。なら頑張ればもっといい魔物を召喚できる、って事だよね
よし、召喚魔法ガンバろう。今日は魔力がどんな感じか分かったしこっからは俺のターンだ
このあともさっそく魔力の使い方について教えて、あれ、ちょっとふらふらするな
「無理するなホープ。今日初めて魔力を使ったんだ。普通は立ってられないよ。俺は最初ぶっ倒れたんだけどなぁ。もしかしてホープには凄い才能があるのかもな。
取り合えず少し休もう。それが一番初歩の魔力回復の仕方だ」
もっとやりたいけど、何か頭の回り悪くなってきたしちょっと休むか
これからは毎日たのしくなるぞぉ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます