第2話再びの下手人☆ダンス


下手人の中から、手を挙げたのは、一人の「無性」だったわけなのだが


「「おっさん」抜け駆け禁止」「オッサン、何してんの」

周りの女性陣から、オッサンの呼び名

「おっさん、、、、」

っていうか、聞いたところによると18歳だそうじゃないか、それなのにオッサン


しかも、見た目も中性的、だから、オッサンって感じじゃないのにな

(なぁ、オッサンーーって呼ばれんのどう思ってんの)

(、、、、慣れてますから)


「よし、がんばれオッサン」「お前もーー」


慣れてるって言ったじゃないかと説得する、ただ男性陣からも「おい、オッサン何してんの」「抜け駆けするな」


ヘッドロックを食らってるのが、不憫じゃった

っというか、大半の男衆のほうが、「オッサン」だと思うが、よほど


「子供たち」も「オッサン、オッサン」ってキャッキャッしてるし

「オッサン、飯作れや、」「おい、ダメ人間さっさと飯作れ」


「飯作らんか、ぼけぇ」だの言われる、、、みんな口悪いな

「はいはい、それより今日は、っといっちょあれ行きますか」



炊き立てのご飯に、魚のフライ、そこに、タルタルソース添えである

「はい、出来上がりーー康太、林、玲も、タルタルソースじゃなくて、ハンバーグソースだったよなでも今日は、ないからーーはい、お好みソース」


うめぇ、「ほんっと、オッサンのくせに料理うまいよな」「ああ、オッサンのくせにな」一言ぼそりと「、、、、、、、ダメ人間のくせに」


「誰がダメ人間じゃくらぁ」

「おい、ダメ人間ーー早く仕事しろ」「は、はい、おじいちゃん」

え、なんか厳しそうなご老人が出てきた


さぁ、今日は芝刈りであるーーとりあえず、無理無茶な催促されないだけでもありがたい

言葉で脅されない、それだけでもやりがいはあるし、仕事を頑張ろうという気も起きる

主人の家にあった「湯責め」用の桶、や、拷問用の錐(きり)千枚通し


しばりつけるための縄ーーそして、「脱走」防止用の「小男」などがいないだけでも

気分は楽になる


特に、小男などは「竹棒」で遠慮なく殴ってくるものだから、体中にあざのないやつなどいない


「ふーー、、、気楽でいいな」「だな」


結局、下手人などは「体」のいい「奴隷」である

この中には、子供のころ「市」で売られていた者たちもいる、市には「人買い」と呼ばれる商人が、金持ち目当てに売りつけるのだ


もちろん、だまして、人買いに売りつける連中もいるが、、、


それはそれとしてーーまずは、「旅支度」をせねばならない、


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