今月の同題異話SRのお題が発表されたとき、素直に命や涙をテーマにして作品を書いたらまず失敗すると思い、どうやってそれを回避するかばかり考えていたのですけど、よくこれだけうまいこと仕上げたもんだなあとびっくりしました。しかも4日で。
特に、言葉が通じないことにしたのは効いていると思いました。通じてもほぼ同じ展開にはできますが、最後のシーンの意味合いが全然変わってきますからね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
たくさんの方が同じタイトルに挑戦する企画ですから、その中でも個性的で他にはない作品を書きたい……!と思うのですが。凝っていたり、ひねっていたりする設定を考えるのが苦手なので、しょっちゅうストレートなアプローチになります。なので、その辺りを評価していただけて嬉しいです。
そのうちお互いの言葉を覚えるかな~くらいの気持ちで筆を進めてたのですが、書き進めても二人が言葉を交わせるようにはならなかったので、最後まであのままでした。うまく作用してくれました。
読んでいただき、ありがとうございました!
子のためと言いながら実は自分のために人魚を狙う父親に、人魚にまつわる伝説、そこに加えて一度死んだものが生き返るある意味ご都合主義的なものがないあたりが、昔ながらのおとぎ話のようでした。
さみしいけれど綺麗なお話でした!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
生き返る展開は、白雪姫とかをイメージすると幸せなんですが、この作品の場合、不老不死になってしまいますので……。不老不死って、個人的にはすごく怖いので、これはこれで、私の中ではめでたしめでたしだったりするのです。
新年早々、なんてもの書いたんだ……と思っていたので、綺麗と言っていただけて嬉しい&ほっとしています。
読んでいただき、ありがとうございました!
コメント失礼いたします。
読みはじめは童話的な物語と思っていたのですが、切ないお話でした。
地の文がどことなくかわいらしいのが、ギャップがあってよかったです。
言葉がつうじないのも、設定としておもしろいと思いました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
切ないお話を書くのは好きですが、暗くなりすぎてしまってもなあ……といつもさじ加減が難しいです。
「海の中にずっといる人魚が、人間の常識や言葉がわかるわけないんじゃ?」と思った結果、地の文はどことなくぼんやりした雰囲気になりましたし、言葉も最後まで通じませんでした。今回はそのあたりが、効果的になったみたいで良かったです。
読んでいただき、ありがとうございました!