第25話 オークションに品をだすことになった。

「今から商業ギルドに行くんだがサリーはスーツに着替えてくれ。

それと、伝役になってもらいたいから顔も変えられるか?

じゃあ、今から君はアマンダと呼ぶ。」


「わかったわ。私の仕事は伝役(アマンダ)になることね。」



「そうだ。」




テクテク…





商業ギルドの窓口に着いた。



前に受け付けをしてもらった人のところに向かう。



「すいません、副ギルド長のダルダさんと交渉できますか?」


「お久しぶりです。こちらの商談室でお待ちください、ちなみに今回は何を持ってこられましたか?」


「砂糖です。」


っっ!



「わかりました!すぐに呼んできますね。」



数十秒待っていると…ダルダさんがやって来た。



「お久しぶりですイートン様。

隣の方は?」


「あぁ、こちらは私が取引しているアマンダです。」


「宜しくお願いします。」


「私は副ギルド長のダルダと申します、よろしくお願いいたします。」


「では、早速品を見せていただけますか?」


シュン!



「こちらが砂糖になります。」



「アイテムボックス持ちなのですね。

羨ましいです。


では、鑑定いたしますね。」


ッッ!!!


「まさかとは思いましたが、なんですかこの最高品質の砂糖は!

王族が欲しがるような品物ですよ!

一切の雑味もなく、色も白すぎるほど真っ白。」



「只でさえ品薄なのにこれは値段がつけられません、オークションに出すべきですね。いかがなさいますか。」


「では。1キロずつ小分けして出して貰えますか?」


「なるほど、わかりました。」


「では、2日後にオークションがありますので3日後にまたお越しください。」


「わかりました。」


「それと、商業ランクをBランクに上げさせていただきました。これからも取引の方をよろしくお願いいたします。」


「いいのですか。ありがとうございます。」



「あの砂糖にはそれなりの値がつきます。そして、

あなたは有望株なのでそれも込みでの判断です。

あと、アマンダさんは商業ギルドに登録されなくてよいですか?」


「私は大丈夫です。」


「なるほど、失礼いたしました。」


「では、また3日後お待ちしております。」











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