セレスティアは側女となった


 悪夢のような五時間が過ぎ二人は放心状態、ミコがやってきて、オムツをはずしてくれた時、やっと待ち望んだご主人が来たと思えた……


 私はこの方の『しもべ』、この方がいなければ私は『幼子』、先ほどまでのオムツが取れない状態、そう思った時、おもらししたオムツをそのままつけていたい……


 とくにセレスティアは、ミコにオムツをはずされ、恥ずかしいものを見られお尻を拭かれた時、ミコには全てを見られた、もうなにも隠すことはない……


 そのように理解した瞬間、なんともいえない陶酔感、あまりの恥ずかしさから来るオーガズムと、オムツの中の汚物から来る『かゆみ』が解放された瞬間、色っぽい声を出してしまった。


 忍もオムツをはずされた瞬間、「恥ずかしい」などといい、そのあとの色っぽい事、あの理知的な女が、娼婦のように身体をくねらせミコに押しつけている。


「二人とも、お下の世話がすんだらね」

 ミコがそのようにいうと、忍が「抱いて下さい」と懇願した。

 しかしセレスティアは、別の言葉を無意識に被せて言ったのである。

「お願いします、セレスティアのお尻をぶって……そして抱いて下さい……」


 ミコに全身を洗ってもらい、手荒に抱かれた二人、勿論お尻を多少叩かれた後であるが、ミコは二人のお尻にパウダーをはたいて、再びオムツを付けてくれた。


「やはり後二日、オムツをしていなさいね、私の部屋にその間居てもいいわよ」

 セレスティアと忍は、オムツをしてもらう時に幸せを感じ、後二日、この状態でミコの部屋に閉じ込められることを思うと、下痢以外の物もオムツを濡らした。


 昼前にミコはやってきて、オムツをチェックして、そしてオムツ姿の二人で遊んだりしていた。

 こうして毒薬料理の懲罰は終り、セレスティアは側女となった。

 当然、下痢が収まった後、午後のおやつになったわけではありますが……


 二人の犠牲の上に、テラのアメリカ東部第四帝国とカナダ東部連邦は、第二級市民地域昇格が内定したのである。


 正式に北米アメリカナーキッド領の根拠地として、マニトゥーリン島が割譲された。

 ここには、北米地域への電力供給基地として、巨大な太陽光発電衛星の受電施設、そして送電施設などを設置、それ以外は食糧生産工場など、かなりデヴォン島に似ている。


 高女設立とともにマルスとの貿易が認められ、無人になっていたキリスィマスィ島に軌道ステーションが建設され、マルスの貨物宇宙船が入港する宇宙港が出来た。

 さらにルナ・ナイト・ステーションへは、専用宇宙鉄道が接続した。


 この鉄道は二級市民にも解放され、さらに三級市民地域との自由交易が認められた。

 この為、小笠原の沖の鳥島にある、小型宇宙船の発着場からのルナ・ナイト・シティ行き宇宙客船航路は廃止になった。


 ここにはシャトルのステーションのほかに、USー3の整備工場などもあるので、USー3の発着場として最整備、約長さ四.五キロ、幅一.七キロの環礁の下は拡張され、地下都市が計画されている。

 いよいよテラは直轄惑星への、長い長い道を歩み始めた。


 セレスティアは、しばらく惑星マルスのアメリカ地区の首都、ニューイーグルの邸宅に戻って静養していた、そこにアリシアが戻ってきた。

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