『今日に捨てていく』が大変残念です。おそらくカクヨムコンが始まる前にもらってた星を上乗せしたら、読者選考突破していたんじゃないかと存じます。
今年は是非とも、カクヨムコンのスタートに合わせて、連載をスタートさせて下さい。
短編では、『恋に落ちたマイ・マザー』『微笑みを数える日 〜別れのうた〜』『その涙さえ命の色 〜めぐりあい〜』の3作品の突破、おめでとうございます🎊
私は『恋に落ちたマイ・マザー』以外は拝読すら出来ておらず、心苦しいところもあるのですが、元より長編作品を中心に拝読していましたので。
話を『今日捨て』に戻します。『今日捨て』は、私の中では読者選考を突破された作品とほぼ同じ水準であったと考えています。落ちたのは星1〜2個の差だったのではないかと(カクヨムコンスタートと同時に連載開始していたら、突破していた)。
一方で最終選考を突破して、書籍化されるに値する作品なのかと考えたときに、『話が単調すぎるのではないか?』と思うのです。
言うなれば、『相思相愛の紗菜子ちゃんと忍くんが、くっつくべくしてくっついた』というお話なのです。それを阻害する要因の藤津馴人氏は、早々に排除されてしまいますし。
ただ難しいもので、この単調な展開は『今日捨て』の長所でもあるわけです。下手に波乱万丈な展開にしてしまうと、『今日捨て』らしさが消えて、誰にでも書けるような平凡な作品に成り下がってしまう。
どうすれば良いのかは、わかりません。ただ、現状では読者選考は突破出来ても、書籍化には僅かに届かないということになりそう。
ただ、野々ちえ先生は、選考突破の先生方と比べて、ひとつだけ有利になった点があります。
時間です。『今日に捨てていく』という作品を冷静に見つめ直し、どうすればより良い作品になるかについて熟考して下さい。
選考に突破された先生方は、現時点でそういうことをすることは不可能です。選考突破しているんだから、反省する理由がないですからね。最終選考に落ちて初めて反省するのです。
もうカクヨムコン6の戦いは既に始まっているのです。
野々ちえ先生は投手でいえば、時速160kmの球が投げられるけれど、ノーコンの投手です。
下手にコントロールを良くしようとフォーム改善などすると、『コントロールはついたけれど、時速145kmしか投げられない』平凡な投手になってしまいます。
時速160kmを投げられるまま、つまり野々ちえ先生オンリーの魅力を持ったまま、紙一重のレベルアップをはかって下さい。紙一枚は薄いですが一枚一枚増やしていくことによって、やがては辞書の分厚さになります。
くれぐれも、『今日捨て』ならではの魅力、野々ちえ先生ならではの魅力を損なわないようにして下さい。
野々ちえ先生が、野々ちえ先生にしかない輝きを失うことなく、順調にレベルアップ出来たなら、カクヨムコン6での受賞・書籍化は、大きな『夢』ではなく、現実的に実現可能な『目標』になります。
陸上部に入ったばかりの中学1年生は100m走のタイムを二週間で2秒縮めます。
オリンピックの100m走に出場する選手は0.1秒縮めるのに血の滲むような努力を重ねます。
上に行くほど、伸びは鈍化していきます。決して、諦めず、投げ出さず紙一重の実力を積み重ねていって下さい。
長々と失礼致しました。
作者からの返信
いろいろ考えてくださってありがとうございます〜!
カクコン6ですか。とりあえず短編は出すだろうなーとしか考えてません(^_^;)
まえにもお話したことがあると思うんですが、わたしは『コンテストのため』には書けないし、書きたくないんです。
これは、ほんの短い間でしたが商業劇団に所属し、プロの役者として舞台に立っていたことに起因しています。くわしく書こうとしたら、それこそ10万字レベルの鬱語りになるのではぶきますが、わたしは『表現』を仕事にはできない人間なんだと思います。
たとえば、自分のやりたいことと人から求められることが一致していないとき、わたしは相手に寄せすぎて自分を殺してしまう傾向が強い。だから、小説だけは自分の気持ちを最優先に、書きたいものを書くと最初にきめました。
一生のあいだに一度くらい書籍化されたらいいなあーとは思ってますが、それを目標にしているわけでもありません。プロや書籍化を本気で目指すのなら、レーベルが求めているものや読者のニーズ等、下調べや戦略も必要になるでしょう。
繕わずにいえば『んなことやってられっか』と思ってます。
わたしは『書くため』に書いてます。書かずにはいられないから書いてる。そして自分が読みたいものを書いてます。結果的に読んでくださる方に好きになってもらえたらうれしいし、より伝わる表現方法は磨いていきたいと思いますが。
書きたいものを書く、あとのことはぜんぶ『おまけ』で『ご褒美』というスタンスは、しばらく変わらないと思います。
なにはともあれ、ゆきちゃんにはたくさん応援していただいてほんとうに感謝しています。ありがとうございました‹‹\(*´ω`* )/››
長編は通過ならずで残念でしたけれど
連載途中の作品で参加でしたからね、なかなかむづかしい。
短篇が 3 作も通過ですごい!
おめでとうございます!
作者からの返信
コンテスト中の更新がなんとなく申しわけなくて参加しましたが、通らなければ通らないで応援してくれた方々に申しわけなくなるという。なかなか複雑な気分です(^o^;)
今年は短編も☆200超え300超えの化け物だらけでしたからどうかなーと思ってましたが、なんとか引っかかったみたいです。ありがとうございます‹‹\(*´꒳`*)/››