◇閑話.人物紹介.その33 ――――――

 ※このエピソードは、

  496話~510話にて登場、もしくは新しい情報の出た登場人物の紹介です。

  一部にネタバレも含みますので、先に496話~510話を

  読まれた後に目を通す事をオススメします。


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『ターキウス』

 ・男

 ・46歳

 ・T182

 ・褐色細手のアラビアン系おじ様



 ・王国貴族の一人で男爵位。

 ・王国の南東端、シャムダン地方を治めている。


 ・自尊心は高いものの、

  自分をちゃんとかえりみることが出来る。

  出過ぎなければ優秀な人物。


 ・反王室派貴族だが、

  他の反王室派が利権や欲望、野心がその根底にあるのに対し、

  彼は王室が長年、東から攻め寄せる魔物に対して

  有効にこれを討伐できていないという失望から、

  反王室派となっている、やや毛色の異なる立ち位置。

 ・愛国心が強く、

  王室は頼りないからこの国はこの私が守る! といった主義。


 ・そうした事もあって、ややタカ派な言動が目立つが、

  領有するシャムダン地方が僻地の発展乏しい地という事もあり、

  実際に好戦的な行動を取るには資金も軍事力もまったくなかった。


 ・しかし、彼が当代領主となって以降は、

  多くの妻を持ち、子供を大量に儲け、

  それを他の貴族に養子縁組や家人奉公に出すことで、

  資金援助などを得る、事実上の人身売買に近しい真似で

  多くの軍資金を獲得してきた。


 ・一方で、主義主張は過激ながら、

  軍事の知識や経験には乏しく、

  教科書片手に戦術や戦略を語るような稚拙さが目立つ。

 ・なので戦法はもっぱら、

  マニュアル通りな基本に忠実モノが多く、

  努力はしているが、残念ながら優れた将器の持ち主ではない。

 ・指揮官としては、

  貴族のボンボンのごっこ遊びに毛が生えた程度だが、

  それでも自発的に頑張る姿勢があるだけ

  家柄だけで出世した将官よりかはマシなところにはいる。



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