◇閑話.人物紹介.その20 ―――――――――

 ※このエピソードは、

  286話~300話にて登場、もしくは新しい情報の出た登場人物の紹介です。

  一部にネタバレも含みますので、先に286話~300話を

  読まれた後に目を通す事をオススメします。


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『ポーブルマン』

 ・男

 ・29歳

 ・T210

 ・強兵ではあるけれど自信過剰


 ・メイレー侯爵が雇用している私兵の1人。

 ・純粋な戦闘力という意味では、

  メイレー侯爵の手勢の中でも1、2位を争う強者。

 ・鍛えられ、岩のようにゴツゴツとした筋力あるガタイは、

  見かけだけのマッチョではない、確かな実戦派の強さを感じさせる。


 ・とはいえ、あくまでも人間のレベルでの強さでしかなく、

  アイリーンのように強力なスキルを保有しているわけでもないため、

  その強さは鍛え上げられた肉体の強さに依存している。

 ・個人としては、ほどほどに強力な魔物を倒せるだけの実力はある。

 ・しかし、それでも世の魔物全体からすれば何とか半数の種類には

  立ちうち出来るかもくらいで、

  真に実力者たるを試される強大凶悪なる魔物には劣る。

 ・だが、これまでは敵う相手ばかりにしか遭遇してこなかったせいで、

  自信が過大に膨らんでおり、

  己をいかなる魔物も倒せる実力者であると信じてしまっている。


 ・その自信過剰さから、何かと危うく見られがちだが、

  本人はそんな周囲の不安にまったく気づいていない。



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『バモンドウ』

 ・男?

 ・???歳

 ・T175

 ・仮面ラ〇ダーっぽい怪人


 ・真の主からの命でヴェオスの配下についていた魔物の1人。

 ・本来の役目はヴェオスの監視と、

  その功績や成果を見届けた上での情報の持ち帰りである。


 ・魔物としてはかなり紳士的で、

  武人めいたところのある珍しい性格をしている。

 ・腕を組んで仁王立ちしていることが多い。

 ・まるで金属のような小さなプレート片のような外骨格に全身覆われ、

  隙間から呼吸をしている。

 ・頭部も似たような感じで、目や口らしき部分はあるが、一切動かない。

 ・魔物というよりは怪人と言うような、

  変身型改造人間〇〇ライダーのような容姿をしている。


 ・アイリーンをして、奇襲とはいえ間合いへの侵入を許してしまうなど、

  非常に高い戦闘能力を有している。

 ・主人公の対魔物感を一変させるほどの存在感を放つ、明らかな強敵。



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『トゥック』

 ・男

 ・24歳

 ・T170

 ・一兵卒の模範生


 ・メイレー侯爵が雇用している私兵の1人。

 ・非常に兵士として完成しているタイプで、

  弁え、出過ぎず、広範の事をやれはするが兵士の領分止まりと、

  上の者からしたら理想的とも言える。


 ・サポート力はもちろん、安定した戦闘力も持ちあわせているため、

  どこに配置しても、兵士として期待した成果をあげてくれる。



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『ジオブン』

 ・男?

 ・???歳

 ・T185

 ・二足歩行カブトムシ


 ・真の主からの命でヴェオスの配下についていた魔物の1人。

 ・バモンドウらと同じく、かなりの強者でありながら、

  ヴェオスにはその強さでの助力はせず、半傍観気味にその配下についていた。


 ・眷属としてかなり小さな魔物を従えており、

  それらを使って、偵察や連絡を取り合う事を主な役目にしている。

 ・本人も飛行能力があり、かなりの機動性と移動力がある。


 ・バモンドウに比べれば幾分か魔物らしい性格といえるが、

  それでも比較的紳士で冷静沈着さがある。


 ・甲虫を思わせる装甲はかなりの堅さがあり、

  仲間と連携して戦う時は、場合によっては盾役となる事もあるなど、

  意外と献身的な一面を持つ。

 


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『ペーマウ』

 ・男

 ・30歳

 ・T177

 ・忘れられやすい小隊長


 ・メイレー侯爵の私兵ではなく、

  主人公の近衛としてメイトリムから伴ってきた兵士の一人。


 ・存在感が薄く地味な男で、

  仲間の兵士や上司から存在を忘れられる事がしばしば。

 ・かつて新兵時代、戦場で置いてけぼりにされた挙句、

  死に物狂いで生還した彼を見るまで、

  当時の部隊長や仲間の兵士が気づかなかったという事があったほど、

  影が薄い。


 ・一応はちょこちょこ出世し、

  王弟の護衛兵としてメイトリムに派遣される程度には階級が上がったが、

  それでもやはり影の薄さは健在。

 ・だが、主人公はキチンと認識してくれているため、

  それが嬉しくて仕事の励みにしている。

 


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『ワイアック』

 ・男

 ・37歳

 ・T168

 ・従順なオッサン


 ・メイレー侯爵が雇用している私兵の1人。

 ・それなりの年齢に達している男性としては珍しく、

  柔軟な思考と従順で素直な性格をしている。


 ・元は傭兵だったが、一度大怪我をして引退。

  その後、古傷こそ残りはするものの、戦闘可能なまでに回復した事から、

  リハビリがてらに私兵になり、メイレー侯爵に雇われた。

 ・一度怪我をしている経験もあってか、

  現場では慎重で、命を大事にスタイル。

 ・なので最低限の持ち物は、生き残るために厳選した道具ばかり。


 ・命令をくれる人間がいる場合は素直に従うが、

  それがいない場合は自信がリーダーシップを取って

  仲間をまとめあげるだけの決断力とカリスマ性を有する。


 ・当初、メイレー侯爵から小隊長の1人を任せられかけたが、

  ガラじゃないと言ってハバーグ隊の副長ポジションに落ち着く。

 ・その後、城内に突入して生還したものの大きく傷ついたオフェナに変わって

  一時的にオフェナ隊の撤退指揮を取り、

  その後しばらくは後方の兵站の護衛仕事エスコートに従事していた。

 ・そして馬術の腕前を買われ、

  大型魔物の誘引作戦を担うアイリーンの小隊に異動し、

  その後合流した王弟殿下たちと隠し通路からの城への潜入に向かうなど、

  今回の攻城戦ではかなり広範に動き回って活躍している。

 


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