◇閑話.人物紹介.その5 ―――――――――


 ※このエピソードは、

  61話~75話にて登場、もしくは新しい情報の出た登場人物の紹介です。

  一部にネタバレも含みますので、先に61話~75話を

  読まれた後に目を通す事をオススメします。


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『アーキュロット=エイオン』

 ・男

 ・26歳

 ・T181

 ・近衛イケメン。バランスのいいリーダータイプ。


 ・階級は少佐。

  普段は王都防衛部隊に所属し、一個小隊を率いている。

 ・今回の参戦は、主人公の母である皇太后が投げた

  白羽の矢のうちの一本に当たったことで選出された。

 

 ・性格は至って真面目ながら、多才な才能を秘めており、

  若くして既に広範なモノの見かたが出来る、

  軍人としても人間的にも将来有望株。

 ・本人は上に立つガラではなく、誰かを支えるポジションが最良と考えているが、

  軍の上司陣はすでに、今でも大佐や将官位に相応しく、

  一個師団を率いる事ができる器だと期待している。


 ・今回の参陣で主人公の近衛に配されるにあたり、半分脅しとも取れるレベルで

  皇太后より主人公を守り切ることを命じられていた。


 ・撤退戦では主人公を任せた騎兵団を行かせた後、迫る魔物の軍団に対して奮戦。

  多勢に無勢の乱戦の中にあってよく指揮をとり、

  自らも多くの魔物を倒すなど、個の武力も示した。


 ・その後、大怪我を負うも生還し、

  王都防衛部隊に戻った際には同僚達から大いに歓待された。



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『インクリュース=オウロー』

 ・男

 ・23歳

 ・T174

 ・ぼんやり調子者。



 ・階級は少尉。

 ・宰相をしている主人公の兄の第三夫人であるヌナンナの実家、

  ワルハワード家の私兵だが、ヌナンナの王家への嫁入りと共に王城入り。

  その後は前王の時代に仕事を評価され、少尉階級を賜っているという、

  少し特殊な例の兵士。


 ・普段はぼんやりしていることが多く、同僚や先輩に怒られがちだが、

  裏表のない明るい性格をしており、良くも悪くも人に好かれている。


 ・今回の参陣では、ワルハワード家へのポーズも兼ねて、

  主人公に抜擢される形で側仕えの兵士の一人を務めた。

 ・あまり頭はよくないものの、命令を下せばテキパキ働く素直さから、

  細やかな伝令や伝達、雑事などで便利扱いされている。


 ・撤退戦ではいくつかの歩兵の小隊をまとめ、

  騎兵団に先んじて後退の指揮をとり、エイミー達が援軍に駆け付けた際に

  後方部隊が留まるための新しい陣地設営に貢献した。



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『ウォーケット=ハバフ=ラシ』

 ・男

 ・51歳

 ・T179

 ・参謀官だけど歴戦の壮年戦士感が強いナイスミドル。


 ・階級は大尉。

  今回の参陣では主人公の陣で戦術参謀官の一人として参戦。


 ・若くして死亡しやすい軍にあって多くの経験を積んでいるベテラン。

 ・その戦術眼は確かで、

  特にありふれた魔物の相手ならば、効率よくこれを仕留める術において、

  彼より優れている者はいないと言われるほど。


 ・幼少期に、家族を魔物によって凄惨に殺されたことから、

  魔物に対する憎悪が強い。

 ・撤退戦では、率先して魔物の軍団を抑える部隊の指揮を買って出た。

 ・アーキュロット同様に奮戦し、生還。

 ・エイミー達が援軍として登場した時には、

  気を失っていながらも槍を振るい続けていたと、

  彼と共に生還した兵士が証言している。



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『カルカット=メコラウス』

 ・男

 ・21歳

 ・T167

 ・髪型がちょっと独特


 ・階級は准佐。

 ・素直で兵法の基礎を重んじる戦術参謀官の一人。

 ・真っすぐで素直過ぎる性格で、不確実性や不誠実なことを嫌う。

 ・それゆえに人間関係の立ち回りが下手で、

  上司からいい心証を得られない事も多い。


 ・誰かの補佐や副官を務める事が多かったせいか、小隊すら率いたことがない。

 ・しかし今回の参陣では、

  そのことが評価されて戦術参謀官の一人に抜擢された。


 ・撤退戦では主人公を守る騎兵団の出発を見送った後、

  人生で初めて小隊を率い、撤退戦の指揮を執った。

 ・生還こそしたものの、

  自分が率いた兵士達が全滅してしまった事を病床で悔やみ、

  やはり自分には部隊を直接率いる才能はないのかと嘆いた。



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『ハーイッシュ=マルトック』

 ・男

 ・33歳

 ・T180

 ・顔に傷


 ・階級は少尉。

 ・馬の扱いに長けており、騎兵部隊の一つを指揮する小隊長。

 ・普段は奔放かつ適当な性格で、

  軍属の兵士というよりは傭兵感の強い雰囲気を持つ。


 ・兵士になりたての頃、

  魔物との戦いで大怪我を負って生死をさまよった経験がある。

 ・顔の傷跡はその時の名残。

 ・以来 “ 魔物相手にゃ鎧なんてあってもなくても同じ ” が口癖となっており、

  他の兵士達に比べて鎧を着崩してることが多い。


 ・撤退戦では主人公を乗せ、守護するための騎兵団を指揮。

  大人の男として、弱気になりかけた主人公に確かな言葉でもって励ましている。


 ・合流時の僅かな時間しか接触してないヘカチェリーナが

  後に “ アレは真正のいい男 ” と評している。



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