如月5

俺が禁煙を始めたのは3日前だ。


俺はブログもやってないし、Facebookもしてないし、友達も少ない。


いや、見栄を張るのはやめよう、友達はいない!


いや、いるにはいるが、頻繁にあってなにかするって友達は地元にしかいない。


探偵を雇ったにしても、少なくとも1週間前から、俺を監視してなくてはならない.......しかも、一応探偵でもある俺にバレないように、だ。


そんなの監視してなくてもゴミなどから推察できるだろって?


俺は家のゴミが出ない生活を無意識にしている。


生活のなかの情報はゴミの中で大体わかってしまうことを知っているからな。


しかし、完全に俺に気付かれずに俺を監視していた探偵が居たとすると。


ちょっと、ショック。


仮にも俺は探偵だぞ!


ていうかそんな凄腕の探偵いるならそいつを雇えよ!


いや、探偵の腕前というより裏山流の腕を見込まれてということなのか?


「なぜ、禁煙してるのを知っている?.......みたいな顔をしてるわね?」


「まぁね。大方凄腕の探偵でも雇ったんですか?」


「なんで?あなたが自分で言ってるのよ」


え?心の声が聞こえるとか?


オカルト的な?


おれはそんな訳ないと思いながらも、目の前のこの少女なら或いはと思い始めていた。


そういう超常的な雰囲気をかもし出していたからだ。



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