あなたはどっち派？ カクヨム式マキャヴェリズム診断！

あなたはマキャヴェリスト？

ここはカクヨム。

あなたと、もう一人の参加者は書けども書けども人気が出ない作家。

お互いに「とにかく人気者になりたい」という気持ちは同じです。

あなたはこれまで異世界ファンタジーを書いていました。

もうひとりの参加者は硬派な現代ドラマを書いていました。

ふたりはそこで、お互いにネタを交換することを思いつきます。

あなたがもう一人の参加者から硬派な現代ドラマのネタを仕入れ、

逆にもう一人の参加者はあなたから異世界ファンタジーの技術指導を受けるのです。

この作戦はぴたり大成功。

あなたのライトな文体は硬派な現代ドラマを読みやすく仕上げ、

逆に別の参加者の重厚な描写は異世界ファンタジーにリアリティを与えます。

こうして二人は大人気作家となって成功への階段をのぼるのでした。

……という夢を見ました。

そう、まさに二人は凹凸。プラスとマイナス。

お互いに協力し合うことで最高の利益をもたらすパートナーだったのです。

では、ここからが本題です。

【１】

　あなたは別の参加者から新しい現代ドラマのネタを受け取りました。

　あなたの文才なら人気作品を書き上げることもできるでしょう。

　人気作品になればネタの提供元である参加者はもちろん、

　書き上げたあなた自信も大きな利益を得ることでしょう。

　ただ、ご存知の通り物語を書くのはエネルギーを伴う作業です。

　ネタこそ受け取りましたが、書かなくてもかまいません。

　あなたはどうしますか？

　・物語を書く

　・物語を書かない

【２】

　さて、あなたはお互いの利益のために受け取ったネタで物語を書きました。

　作品はもちろん人気となりお互いの注目度はうなぎのぼり。

　ここで、別の参加者があなたのネタで物語を書けばどうなるでしょう。

　火に油を注ぐがごとく、両者の人気はより盤石となるはずです。

　あなたはすぐに別の参加者へ異世界ファンタジーのネタを提供しました。

　「このネタで書いてほしい」

　「みんなが注目してくれている今がチャンス」

　と熱のこもったアドバイスも添えています。

　もう一人の参加者はあなたからネタを受け取りました。

　お互いを大人気作家にする最高のチャンスです。

　……ところが、なんと相手はあなたからネタこそ受け取りましたが

　異世界ファンタジーの物語を書かなかったのです。

【３】

　最後に、相手からはあなたが書いた物語の次のネタを渡されました。

　あなたが書いた作品は人気ですから次回エピソードを要望する声も多いです。

　きっとこのネタを書き上げればますます作品は人気になるでしょう。

　とはいえ、作品が話題になればネタの提供元であるもう一人の参加者の人気も上がります。

　もうひとりの参加者はまだあなたが提供したネタで小説を書いていません。

　小説を書くということはあなたの時間を消費し体力を使う作業です。

　続きを書けばあなたの作品は人気になり、同時にもう一人も有名になります。

　続きを書かなければこれ以上作品は人気になることはないでしょう。

　さて、あなたはどうしますか？

　・続きを書く

　・続きを書かない

【答え】

相手が書こうが書くまいが、それとは別にあなたが書けばあなたの人気は出ます。

でも日本人は自分の利益を失っても、相手に得をさせたくない傾向があるそうです。

さて、あなたはどちらを選びましたか？

「相手の小説をすべて消し、自分のネタしか書けない状況にする」

と答えた田中くんは職員室でサイコパス検定を受けてもらいます。