設定
・一年
七の月、七の週、七の日で構成される。
光、土、空、星、水、木、命の順で巡り、眠りの週、戦いの週、再生の週を終えて一年。
光の月は春
土の月は春から夏
空の月は夏
星の月は夏から秋
星の月は秋
水の月は秋から冬
木の月は冬
命の月は冬から春
・魔力
大樹だった初代災厄が倒された後、その力が魔力となって世界に広がった。
生物の体内だけでなく大気中にも存在し、増え続けている。
環境による影響を受けやすく、火の多い場所には火属性の魔力が増える。
生き物に巣くう性質を持っているので、生き物が生まれるだけで大気中の魔力は消費される。魔法として使用しても消費されるが、現状は供給過多となっている。
個によって最大保有量が異なる。また、保有量は魔力を持つものを食らうか殺めることによって伸ばすことができる。
・属性
魔力にはそれぞれ属性があり、火、水、土、風、氷、雷、闇、光の八属性となっている。
魔力を保有するものは一番多い属性の影響を受ける。
火属性が多いものは気配に敏感になる。
水属性が多いものは自身が与える印象を操作できる。
土属性が多いものは身体能力が上がる。
風属性が多いものはより遠くの音を拾える。
氷属性が多いものは感情を抑制できるようになる。
雷属性が多いものは反射神経が優れる。
闇属性が多いものは他を惹きつける。
光属性が多いものはすべてが備わる。
ただし、光属性が一番多いものは現状存在しない。
女神が降臨できれば光属性が備わるが、まず不可能。
・魔族
災厄が生まれないように、生物が生息できない魔力の集まりやすい場所に設置されたヒトガタ。
一定以上の魔力に反応して生まれる。女神製のため、女神の保有するある程度の知識を持っている。
女神は世界に過度な干渉はできないため、同時に同じ属性のヒトガタを数体設置することはできなかった。
魂も長い時の中で壊れないように頑丈な特別製となっている。何度生まれようと、同じ魂、同じ記憶を有する。
そのため、時間や生死の概念がだいぶ曖昧。千年以上を一人で生きていた個体ばかりなため、個人主義がひどく、性格破綻しているものも多い。
火の魔族は溶岩地帯で生まれ、
水の魔族は深海で生まれ、
土の魔族は地下の大空洞で生まれ、
風の魔族は風の吹き荒れる丘で生まれ、
氷の魔族は溶けない氷の洞窟で生まれ、
雷の魔族は雷鳴轟く草原で生まれ、
闇の魔族は光の差さない鍾乳洞で生まれた。
光しか存在しない場所がないため、光の魔族は現状存在しない
・魔法
自身の中にある魔力と、大気中の魔力を消費して発動する。
魔力量が多いほど大気中の魔力に左右されずに済む。大気中の魔力に合わせた魔法を使うのなら、魔力量が少なくても発動することは可能。
何よりもイメージが重要となる。
・治癒魔法
魔力を対象に分け与えて傷の回復を促すもの。
相互に信用がないと効率が悪い。
・魔術
光石を用いた大規模魔法を発動させるものを指す。
作中において魔術らしきものが出たのは、誕生祝でシャンデリアを灯したところだけとなっている。
・騎士団
ヴィクス家が団長を務める団体。
ヴィクス家以外から団長が出ることはない。男児が産まれなかった場合は婿が団長になる。
私有騎士といったものもなく、騎士と名乗れるのは騎士団に勤める者だけ。
それ以外は基本的には兵士である。
・兵士、兵団
騎士団に入れるほどではない者たちがつく職。
広く門を開いているため、貴族位の次男以降や平民、他国の者など幅広い人がいる。力さえ示せれば年齢制限もない。
仕事内容も様々。
功績をあげることが出来たら騎士団に入れるかもしれない。
・護士
騎士や兵士との違いは公的機関に勤めているかどうか。
つまり私有武力を指す名称。
ライアーは従者兼護士だったが、護士という単語が作中に登場したことはない。
今後も出ない。
・勇者
一代目は大樹、二代目は巨大蛙、三代目は竜、四代目は魔王、五代目は四代目勇者を対象として女神に加護を与えられた存在。
その中身は他世界の魂。前世の記憶を有するかどうかは女神の気分次第。
・女神の加護
対象を討伐することによって外れる枷。
女神の気分によって備わる力が変わる。絶対に備わっているのは、災厄の魔力、生命力吸収の阻害。
・災厄
魔力が集まって作られた存在。
大樹だったときは生命力を吸い上げるだけのものだったが、現在は魔力と生命力の両方を吸い上げるようになっている。
巨大蛙は元々存在していた蛙に後から住み着き巨大化したもの。あっさりと女神に露見したため、早い段階で討伐された。
それ以降は、女神の理から外れた存在の中に災厄を紛れ込ませるようになった。
・女神の理から外れた存在
女神の定めた理から外れて生まれたものたち。
女神のヒトガタを見て学んだ魔力が、似たような手法を使って生き物の体内で肉体を作り上げている。
生まれるに至った経緯は女神が秘匿しているため、作中でこの設定が明かされることはない。
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