登場人物紹介 IFもしも女神の介入がなかったら
レティシア・シルヴェストル
王妃と母親の話し合いの末、ルシアンとの婚約が結ばれる。
国を何よりも愛し、自他共に厳しい。そのため、ルシアンとの相性は最悪。
クロエとの初対面は食堂。一目見た瞬間に心揺さぶるような何かを覚え、驚いてお茶をかけてしまう。それ以来何かと世話を焼くようになる。
ローデンヴァルトとの戦争の最中にクロエを庇い、命を落とす。
ゲームではルートによって嫌がらせを行っていたが、そのような事実はない。
クロエ
もしもリリアが問題なく育ったらどうなっていたかを体現したような子。でもそのうち女神の介入によってリリアの記憶を取り戻すことになる。
ルシアンとの仲を少しずつ深めていたときにサミュエルと出会う。
その結果、親しくしていたと思っていた人たちの裏を見せつけられ、混乱状態に陥る。しかもローデンヴァルトと戦争が起きたり、サミュエルに聖女になるように持ちかけられたりした。
聖女云々はともかく、傷ついた人たちを見捨てられず方々を回って癒していたところをローデンヴァルトの兵に狙われる。
目の前で自分を庇ってレティシアが死に、どこからか現れた魔族が周囲を凍らせるのを見て「あ、もう無理だ。死ぬ」と自分の死期を悟った。
間一髪のところをライアーに助けられるが、崩壊していく二つの国と親しい人たちの死やらなんやらを見せつけられる羽目になる。
ルシアン・ミストラル
王妃を心の底から慕っていた。王妃の死後自分に向けられる悪意や敵意に気づき、周囲に対して心を閉ざす。
親からの期待、聖女の子という確立した立場。自分とは対照的なレティシアに何かと反発していた。
レティシアとの婚約がなくなれば自分の立場もなくなるということも理解している。そうでなくても王妃の結んだ婚約のため、解消する気はない。
口調こそ丁寧だが、高圧的な台詞が多い。
クロエとの出会いは入学式。助けたところをお礼を言われたのがはじまり。
王妃の死後、他意なく礼を言われたことがなかったため、クロエのことが気になりだす。
王子ということや、髪の色を気にしないクロエに心惹かれる。恋した相手にどう接すればいいかわからず、結局高圧的な態度ばかり取ってしまう。
俺様というよりも、どちらかといえばツンデレ。
価値基準が王妃しかないため、何かと王妃と比べるようなことを口にする。
そのため二年生の後期、サミュエルに「王妃様の代わりなのでしょう?」と問いかけられ何も言えなかった。
兄の駆け落ちによって王太子になるが、ディートリヒに命を狙われ、ローデンヴァルトとの戦争が起き、王都が凍りつく中で命を落とす。
セドリック・ヴィクス
王家に忠誠を誓っている。周囲を遠ざけるルシアンを心配し、力になりたいと願うが触る者みな傷つける状態のルシアン相手では太刀打ちできなかった。
そんな中で現れたクロエに警戒する。何を企んでいるのかと糾弾することもあったが、悪意のない天然だとわかるとルシアンに相応しいかどうかを見定めることにした。
第二夫人とするには身分が低すぎるので、騎士団に入れてルシアンの警護係にするのがいいかもしれないと計画していたところを婚約者であるクリステルに見つかる。
その結果決闘騒動にまで発展した。
ローデンヴァルトとの戦争で懸命に戦っていたが、襲いくる氷によって命を落とす。
シモン・パルテレミー
研究肌の人間。魔力に関する研究を進めており、命を奪うことによって食すよりもより効率的に魔力を伸ばすことを見つける。
魔力の多い魔物を討伐しては研究のために持ち帰っていた。クロエの机に押し込んだのはこの死骸である。
平民でありながら魔力の多いクロエに目を付け、聖女が無理ならば彼女でもいいかとなった。
ルシアンとクロエの仲を知った後は、レティシアとルシアンの婚約解消を目論んでクロエの机に死骸を詰める。婚約解消しなくても、クロエに親切にすることで恩を売る目的があった。
サミュエルによって彼の目論見は暴かれ、欲しいものが手に入らないと悟ると以前にも増して魔物の研究に精を出すようになる。
そこに愛やら恋やらはないため、ノイジィにかけられた愛によって理性を失う魔法は発動していない。ただし、おかしいと気づけない盲目の魔法は発動している。
余談だが、ゲームにおいて死骸の犯人捜しをすると、レティシアかマドレーヌに行き着くようになっている。実際にそうなるように本来の彼も細工をしていた。
本篇版の彼はノイジィの魔法が二つとも発動しているため、だいぶ杜撰な行動を取っている。
ディートリヒ・グレーデン・ローデンヴァルト
ローデンヴァルト王の犬。実質母や商会を人質に取られているような立場のため、王に逆らうことは許されない。
ミストラル国の異常と、有益そうな人材の引き抜きを命じられて学園に来る。
女性に話しかけるのはその一環と趣味。
ルシアンに対しては興味がなく、レティシアにちょっかいをかけることもなかった。
クロエの魔力の多さと、平民生まれのため国に持ち帰っても問題ないと判断したため何かと話しかけるようになる。
王太子が駆け落ちし、ルシアンが王位継承権第一位になったことにより事態が急変する。
王からは「どうにかして第三王子を王太子にしろ」と命じられ、同時に母の妊娠を知り自暴自棄となった結果、ルシアンを狙うことにした。
正確には、ローデンヴァルトがルシアンを狙ったように見せかけて両国の間にある亀裂を決定的なものにしようと目論んだ。
サミュエルによってルシアンを狙った刺客だと糾弾され、大人しく牢に入った後、自らの手で命を落とす。
サミュエル・マティス
貴族と教会の学舎を隔てる森で治癒魔法を施すクロエと出会い、修道士でもないクロエが女神の奇跡を使えることを疑問に思い、興味を抱く。
クロエと接するうち、彼女を欲しいと願い、教会の教えが頭から抜け落ちる。
クロエの周りにいる者たちの弱みを探り、糾弾し、追い詰め、クロエから離れるように仕向けていった。
ローデンヴァルトとの戦争において修道士を派遣しなかったのは、クロエが大規模な治癒魔法を使えば聖女と認定され、自分の妻にすることができるため。
その計画に邪魔な現教皇である父親を毒殺する。
彼だけはルースレスの暴走に巻き込まれず生きていたが、多分そのうちクロエを取り戻そうとライアーにちょっかいをかけ殺される。
悪役令嬢を目指します! 木崎 @kira3230
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