空は青いし鳥もなく
地には行列、阿鼻叫喚
待てど待てど進まない
ざわざわ、ざわざわ
小さな声が不満と不平を嘆いている
今世、便利な携帯電話
小さな子は手にして見入っているが
今世、便利な携帯電話
皺の手には難しく
自慢に自慢の嵐と誰も知らない所作講座
ゲームをする若者は電池の心配と
鞄からコードが伸びている
神聖ながら騒がしく祭りのようで
良いようで
ぼんやり空飛ぶトンビを見ては
鳴いてくれないかなあ、と思うのだ
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