第4話

「ドゥラァアア」


私の怒り任せの鉄拳がものすごい勢いで目の前にいる、この妖怪村の村長『妖怪族:泥田坊 の【干田かんでん】』と新たに移住してきた妖怪『狐族:管狐 の【天螺てんら】』に襲いかかる。


「「ギィャァー」」


「まだまだぁあ」


現在私はお仕置き中をこのアホ共に実行しています。彼らはこの森のルールを破ってしまいましたから、まぁ狐の方はこれくらいで良いか。新人ですし…

そう思ったので今から行うお仕置きに巻き込まれない様に、投げ飛ばします。


「あなたはもう良いよ、そいや」


「fsく言うf徐shりbyl」


声にならない声を上げながら、私に投げ飛ばされた影響で村長宅に穴を開けながら、飛んで行きました。


「わしの家が…ッ!」


そんな事言っている暇があるのでしょうか。


「ひぃ、た…たすk」


却下&有罪ギルティ…私刑を執行します。


「【妖界術・激流渦潮】」


私が独特な音でそう唱えると、いつの間にか部屋は水浸しになり、私を中心に激流の渦が支配した。泥で体が出来ている泥田坊にとって、コレはとてつもなく辛いことだ。


「bshKLBLDBgly狼不ううpイq3:プvq@}イ;:イファ兎h」


何と言っているんだろうか…

私は飽きて来たので、水を消した。


「ギャバ」


勢いがつきすぎたのか、村長は壁にベチャっとへばりついた。


「かへ、かっへへへ」


「うわぁ」


正直に言ってやりすぎた感半端ないですね。

ちなみにこの森のルールは2つだけです。


1つ、人間を襲ったら後始末する事

2つ、自給自足で頑張りましょう


この2点です。


後始末出来ているか確認しに行ったら出来ていなかったから、このザマですよ。


「さてドウシヨウカナ…」


お仕置き終わったらする事が無くなりました…そう言えば人間の子どもが生き残っていると言っていましたね、あっちですね。可愛かったらペットとして飼ってあげましょう。すでに森の外に居場所は無いでしょうからね。


「…壮観ですね~」


村長宅から出ると、周りにはお仕置きした、この村の住民ようかい全員が倒れていました。家ぐらいは修復しておいてあげましょうね…

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