プロローグ

この文を読んでいる貴方に問いたい。


友人は居ますか?


何人居ますか?


いつからの友人ですか?



私はですね。

1人も居ないのです。

文字通り1人も。

学生時代の友人?職場の同期?

居ないのですよ。

冗談ではなく。

いえ、冗談だったら良かったですよね。


そんな私が

私が私で居られるように

纏まらない思考と感情を

切り離して

自我が芽生えた

そんな彼らと私の

日常的ストーリー。


決して綺麗なものにはなれなかった。

何者にもなれなかった。

彼らには酷なことを

課してしまったのだろうか。


彼らは既に人間ではなかった


きっと私だって

いつからか

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