主な登場人物紹介:シリアス目線(半ネタバレ)
俺
本体。本人。語り手。
全ての元凶。全ての親。
こんな物語が生まれてしまったのは
全て私のせいだ。
彼らに業を追わせたのもすべて。
酷い精神疾患といくつかの身体的持病。
社会不適合者。
内海屋(ウツミヤ)
青い。黒い。クズ。ゲス。クソ野郎。
しかし、正論信者。
逃げたい私らに正論を見せ、
「お前らがいくら逃げて誤魔化してそんなことをしたって、真実はいつもこうなっている。お前らは結局こうなのだ」と
間違ってはいないが、しかし
正しさで全てが救えないことも
知っている上でのことである。
鳥遊里(タカナシ)
紅い。白い。パッと見普通。優しい。清い。
しかし、空論信者。
偽善者という言葉が良く似合う、と内海屋には言われている。
現状もっとも私と近い存在だと思う。
わたしはいま、全てから逃げているから。
内海屋から嫌われてるし内海屋の事も嫌っている。
理屈をこねくり回してその人が今、その時だけでも幸せになれる答えとその道筋を示すのが得意。
故に、それが正解じゃなくても
仮に正解を見せた方が後々その人にとって良い事だとしても、
鳥遊里はその一時だけでも心が休まるように
理想、逃げ道をさも正論かのように唱える。
そして、故に彼は
最高の自己犠牲者である。
紫香楽(シガラキ)
紫。灰色。危うい。脆い。儚い。蠱惑的。
しかし、戯論に烟る。
最初に現れた。
私の前に現れた。
酷く動揺した。
彼はあまりにもおぞましかった
けれども彼は
凄く、慈愛に満ちているように思えた。
全て嘘だった。
彼はもっとも、
人の心なんざ持ち合わせていなかった。
黒と白
内海屋と鳥遊里
彼らの、
内海屋の方が黒くて黒々しいはずだが
私は紫香楽の方が怖くて仕方ない
腹の中に何を思っているか
想像もしたくない。
松本(マツモト)
茶色い。平凡。無垢。優しい。柔らかい。
何をとっても並のようで
心優しい。故に和むだけ。ボケもツッコミもしない。まとも。
彼は本当にまともだ。
1度だけ
彼がすごく暴れているのをみたことがあるが
ほとんどはすごく大人しい。
彼は私の1部では無いのだろう。
単なる
作り物だ。
嶺隠(ネオン)
紅い。冷たい。冷徹。刺々しい。平たい。
常に無表情。思ったことを言ってしまう。
それは
まさに、
内海屋のような
いや、内海屋は実は多少慈悲を残している
多少は助ける気があるらしい彼に比べて
こいつは、単なる憎悪
憤怒。
感情の底が見えないが、間違いなく
彼は逃げている私が気に入らないのだろう
私が逃げてばかりだから
生まれてしまった自分と輝虎
私が不甲斐ないからこんなことになったのだと
彼は酷く私を嫌っているらしい。
私のせいなのだろうか。
彼は感情を表に出すのを控えているのか
それとも私のミスで
こんな、こんな悲しいものになってしまったのだろうか。
輝虎(テトラ)
黒い。灰色。
おどおどしている。真面目。黒子。目立ちたくない。
思っていることも言わない。言えない。
凄く優しい。
まぁ、こいつもたんなる偽善者で自己犠牲者。
本当に裏方なのだ。
自我がないような
ただ人の求める通りに
搾取される側だ。
私と同じだ。
私と。
嶺隠と同期、故に
嶺隠は輝虎を凄く気にかけているらしい。
輝虎はあまり感情の起伏がないらしい
嶺隠は、彼までもが、私への憎悪しかない状態で生きる羽目になることを裂けたいようだ。
以上。
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