第3話 厚木淳   https://ja.wikipedia.org/wiki/厚木淳

 この企画を始めて、ようやく私がもともと知っている単語が来た。


 厚木淳さんといえば創元社推理文庫を創刊し、SFの名作を多く日本に導入し、日本のSFの発展に寄与した偉大な方である。


 この人の本は、いくつか持っている。

その中でも、この人の訳本で印象的なのは訳者あとがきである。

Wikiのページにも記されているが、この人のあとがきは本当に役に立った。

 わかりづらい文化面の話や、何とも理解しがたい原作者の一面などを書いてくれたのはSFに興味を持つきっかけとなった。


 以前、SFが好きな友人とこの人についての話になったことがある。

 その友人も厚木さんのあとがきが素晴らしかったといっていた。


 訳で原作の魅力を十全に引き出し、そしてあとがきでさらに深淵まで引き込む。

 翻訳家たるもの斯くありたいと思う、そんな偉大な人物だった。



          了

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