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第357話しずかなアオイハル
…………。
僕は沈黙する。
なにもしゃべらない。
なにも見ない。
なにも動かさない。
なにも考えない。
なにも気にしない。
だけど、瞼の裏に君の姿がぼんやりと映る。
目や耳を塞いでみても、たんぽぽみたいなその微笑みだけは、はっきりと見えるんだ。
…………うぅ、これが思春期か。
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