すがら

紛い也とも彼方、端正な黴 域を飲む。

芳ばしい炭化、管弦。

とろとろと絶頂の杜を画き

ほら 夥しい遺体が蔓延りましょう。


其れは過去で在りますか

それとも捨て切れぬ未来で有りましょうか。


記憶の残照を追い駆けては

結局 鎖堕ちて看る。

選択肢は常に己に委ねられ

今もって飾られる 田舎途の懐郷。

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