ひとしずく
玉の崩れた星界を露面に形成する
灼かな夜は寒く鈍い虚ろいを過去に
並べて織る ストールは風に吹かれ時侍る
煌めきは先を眺み 繰り返し溢れる北風
坂道を駆け上がり らくにいくのが定まり
歪な塊が崩れる陽ヨウに 絡み取られる
堕ちた人形の肌を蔦う朝露も
新たな器に身を侵す雑葬と徒花と私の始解
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