陸海空軍発展史

陸軍

終戦時帝国陸軍は137個師団を動員していた。一個師団2万人で237万人、つまりは全人口の20%の大兵力を維持するのは不可能であり、まず内地の16個師団の内、編制中であった2個師団を除く12個師団を解散しインドシナ方面軍も7個師団まで規模を縮小した。

第一、第二軍団も一度解体され、新たにバクー駐留軍が設置、5個師団が配備された。

満州方面軍も40個師団から32師団まで縮小した。

1959年、大日本帝国陸軍はイギリス帝国からの植民地譲渡を受け、革命の発生したインド帝国とマレー植民地を獲得した。更に、アメリカ合衆国からフィリピンを獲得、大規模な人口増となり、陸軍は満州方面軍を30個師団へと縮小する代わりに現地人からなる27個師団を編成、これを南方方面軍とし、インドシナ方面軍を解体、統合した。


1960年3月、ソビエト連邦軍8個軍団がインド北部を占拠、インド革命政府を設置した。更にはバクー方面に42個師団が展開され危機が高まると満州方面軍がロシア帝国軍と共に侵攻バクー方面に展開したソビエト連邦軍に撤退を強制させると同時にシベリア方面のソビエト連邦軍を包囲殲滅しカイロ条約で相互不可侵とインドからの撤退を受け入れ、日本軍も撤退した。


1965年、日本は新たに陸軍諸改革を開始。三単位師団約25000名から3個の旅団司令部に独立10個大隊を配属するシステムへ変更、1個師団約10000名となった。砲兵連隊は105mm榴弾砲×4門の中隊4つからなる大隊×3(48)から155mm榴弾砲×6門の中隊4つからなる大隊×3(72)になった。

更に1969年師団砲兵に203mmの自走砲大隊(16両)が編入され、砲火力が向上した。

1975年、陸軍第2時改革が開始され師団が既存の10個大隊から11個大隊へと改編され、更に多連装ロケット砲システムが採用され砲火力が72門の155mm榴弾砲と40連装自走ロケット砲16両へと改編された。

この時点から現有の平時師団125個、離島部防衛を担う5個兵団更には13個旅団体制が確立された。

その後は新たに2019年に3個機甲師団を改変しATを装備する装甲師団へと改編され現在に到る。


海軍

大日本帝国は海洋国であり、帝国海軍は東亜圏で最大最強の海軍であった。

大戦中は12隻の戦艦、10隻の航空母艦、18隻の重巡洋艦、26隻の軽巡洋艦、151隻の駆逐艦、13隻の防空駆逐艦その他を保有しており、戦中就役した帝国海軍初の装甲空母大鳳を改良した雲龍型航空母艦(紫電ジェット戦闘機×57、泰山ジェット爆撃機×32)を就役させ戦中の大型空母を一括更新した。

空軍独立に伴い海軍の陸上航空部隊を移管し、空軍の機種記号へと変更した

攻撃機……A

爆撃機……B

輸送機……C

指揮管制機……D

電子戦機……E

戦闘機……F

救難機……H

空中給油機……K

多用途機……M

観測機……O

哨戒機……P

無人機……Q

偵察機……R

練習機……T

汎用機……U

1967年大日本帝国海軍は八八艦隊計画を始動。発展を続けるドイツ海軍へ対応が不可能となった既存の大型空母雲龍型の後継艦8隻と、イージスシステムを搭載した艦隊防空巡洋艦8隻を配備する計画は1975年完遂。

1987年、新型の大型空母を原子力動力型とする計画が進められ、1990年に設計が完了、がソ連やドイツの支援を受けた中小国との戦争が多発し対応の為に鷹峯型軽空母の建造が優先され、2029年現在、原子力空母×12隻、戦艦×5隻を有する大艦隊を維持している。

大日本帝国海軍は駆逐艦や巡洋艦などの護衛艦の性能と量産性の高さで有名である。

所以は大戦中、ドイツ海軍の行った潜水艦隊による母港停泊中のイギリス海軍艦艇を全て撃沈若しくは大破させた事からイギリスは一時的に近海の制海権と海軍を喪失した事で数日以内にジブラルタル等の地中海から帰港した艦隊で近海の制海権を奪取したものの電撃戦によりフランス海軍が無力化され、イギリス海軍と自由フランス海軍は日本とアメリカに造船を依頼した。日本はイギリス向けに16隻の防空巡洋艦と72隻の駆逐艦を建造、売却し自由フランス向けには軽巡洋艦1隻と駆逐艦7隻を売却した。これより造船所や海軍工廠の規模が拡大され以後艦艇の建造速度や建造数で他国を引き離すようになる。


空軍

1949年大日本帝国陸軍航空隊と大日本帝国海軍陸上航空部隊を統合し大日本帝国空軍が設置された。

当初は五式戦闘機を主力としていたが戦後ジェット戦闘機F-1雷電を採用し、運用していたが1964年、アメリカが開発し生産を日本が行ったF-4ファントムⅡこれは海軍の艦載機としても運用が始まった。

1975年F-15大鷲とF-16荒鷲のハイローミックスが始まった。

近年F-15の退役と共にF-22ラプターが採用され、更には独自開発のF-35ライトニングⅡマルチロール戦闘機が生産され採用されている。

帝国空軍は設立当初から戦略空軍として核戦力を運用する為に設立されていた。独ソ両国の核戦力に対抗する為に世界各地なニュークリアシェアリング共に膨大な核弾頭を保有する核大国でもある日本たらしめる軍隊である。

爆撃機は戦略爆撃機を運用する数少ない一国であり、連合国諸国では、アメリカと大日本帝国のみとなっている。

周辺国と比して圧倒的な空軍力を保有する大日本帝国はガンシップを運用する唯一の空軍でもある。

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