「ここから飛び降りて」
学校の屋上で、そんな衝撃的な一言から始まるこの作品。
主人公の羽塚祐は、平凡な学生……もとい、へタレな性格の持ち主だった。
そんな彼の日常が変わるところから始まる。
変わると言っても、人はこれを変化と呼ぶのかどうかと言われると、わからない。
いつも空席だった右隣の席。
そこに一人の少女、平木尊がいたからだ。
そこから物語が動くのですが、そんな彼の元に一通の手紙が送られる。
そう、平木からなのだ。
屋上への呼び出し、そして告げられるのは……。
衝撃を重ねた本作品は、例えるなら中に爆竹なんかが入ってそうなビックリ箱のような驚きがあります。
不思議と読者を惹きつける魅力ある作品ですよ!