小説を書くための本 紹介・感想

第4話 ゲームシナリオ作法（キャラメイキング・RPG本）

書籍名：ゲームシナリオ作法

作　者：川邊一外（かわべかずと）

（脚本家。大学・専門学校のシナリオ講義講師）

出版社：新紀元社

発行年：１９９９年１１月

内容と感想：

王道な西洋ファンタジーなRPGゲーム風作品を作るのにとても便利な本。小説のノウハウ本ではなく、れっきとしたゲームシナリオを書くための本です。創作支援プログラム「ドラマファクトリー」と題された「キャラクターシート」「ストーリー概要」が質問形式で内容を記載していけばストーリーや設定に必要な重要情報が網羅できるのが、とても重宝します。

ストーリーの組み上げ方がレベルアップやイベントクリアなどのゲーム進行で説明されるので、指定された型に自分のアイデアを落とし込んでいく、基本形に従ってアイデア出しをしていくと、スムーズに小説の形に仕上げる事ができます。

内容がRPGゲームに特化しているため、その分野の作品を作る上で非常に便利です。市販本の多くは純文学向けのため、空想的な内容に関してのノウハウが少ないため。

目　次：

はじめに

第一部　基礎編

第二部　実践編

第三部　完成編

第四部　研究編

・ドラゴンクエスト

・ファイナルファンタジー

付録

あとがき