設定〜登場人物〜




 ここで今一度、この世界の設定を見直してみよう。因みに筆者は軍事や外交、経済の細かい知識はないので、この話はあまり真面目に読まないで欲しいのであるが、世界設定をちゃんと書いとかないと読者が混乱するのではとの意見があり、結果筆者ちゃんは設定をたまに纏める事になったのである。

 以下、適当に纏めた設定である。登場人物の年齢は1948年9月時点(転生前の沙羅は戦死時点)



 エリザベス・ジョンストン(70)


 アメリカ合衆国第33代大統領(1936〜1944)。

 中身は転生してきた井浦 沙羅上等兵曹(30)。

 沙羅がこの身体に転生した後、エリザベスの魂はどこへ行ってしまったのでしょう。



 死者の御霊を司る霊魂管理局職員の神(年齢や時間の概念はない)



 沙羅が転生の過程で出会った神。日本の神であるが、海外で日本人が死んだ場合にも出張。彷徨える死者の魂に転生先のコースを用意してくれる。



 マイク・スウィーニー(50)



 前世20世紀後半から21世紀前半のロイヤルズにいたあの人とは別人。連邦政府大統領補佐官。沙羅のボケによくつっこんでくれる。



 ジョージ・シズラー(50)



 これまた前世の大記録保持者に名前が似ているが、濁点が多いので別人である。連邦政府大統領補佐官。彼とマイクはエリザベスの中身を最初に知った2人。



 パトリシア(7)(14)(21)(63)


 時折出てくる予定のモブ。(63)はエリザベスの次の大統領。


 ウィンストン・チャーチル(73)


 第二次欧州大戦時の英国戦時挙国一致内閣首相。

 11月で74歳になるが、未だ健在。葉巻をこよなく愛する。

 戦争にも勝って、なんとか大英帝国は守ったが、大英帝国を愛しすぎたあまり戦後は失脚。



 チャドヴィンスキー(65)



 ロシア帝国首相。

 日露戦争、第一次欧州大戦を経てロシア帝国は皇帝の権限を縮小し、日英のような立憲君主国となり、彼も民主選挙によって政府トップに選ばれた。第二次大戦では緒戦の大敗退で国民の支持を失いかけたが、その後は日米の支援もあって態勢を整え、見事枢軸軍を領内から追い出した事で、信頼を回復した。



 吉田茂(70)



 第二次大戦時の大日本帝国首相。

 前世とは違い外務省を早々に辞め、政治の道に進んだ。1941年のクリスマス会談後、沙羅に博文とのニューイヤーズイブデートをセッティングした。



 井浦 博文(33)


 茨城県の農家の次男として生まれ、18歳になる頃、陸軍に志願。当初は歩兵科に配置。後に憲兵科志願、在隊勤務態度も認められ、更なる試験にも合格し転科。昭和十一年の人事異動で、東京憲兵隊配属。平時の為、他の多くの憲兵と共に伍長で予備役編入。

 昭和十二年、エリザベス大統領来日と彼女の逃亡計画に際し、彼女の監視兼護衛を務めた事から、沙羅との親交を深める。

 現在は退役し、沙羅の右腕として職務を遂行している。



 杉下さん(40)


 沙羅と同じ転生者。特に沙羅の様にこの世界に対して何かするわけでもなく、東京でサラリーマンをやっている。







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