銃
エメル :バンじゃない!
車両(名前)がインターチェンジからジャンクションを繋ぐ螺旋状の道を徐々にスピードを上げながら
エメル が車両のスライドドアを開けると研ぎ澄まされた風が車内に吹き込み、轟音が渦を巻いて場を支配した。高速で流れ行くアスファルトの激流を滑走する一隻の舟の中から外の様子を窺う。合流地点に近づき、巨大なリフトが下がってくるように並行する高速道路が視界に入る。
無人の高速道路の中央を過剰なエンジン音を上げて向かってくるバイク(車種)を彼方に見た。エメル はカーブを抜けた後、車体が沈みこみ、より速さを増す感覚を全身で感じ、右手に下げたベルリm4ショットガンが撃てる状態であることを確認した。
「合流地点で丁度、あのバイクと並走できるように、頼む」
「尾けるんじゃないのか?」
チェンがうねる風の音に負けないくらいの大声で叫ぶ。
アスファルトの上をオレンジの光と闇が交互に彼方に流れていく。ジャンクションに入った瞬間、こちらへ向けてハンドガンを向けるライダーの姿があらわになった。
ドン、と車内を旋回する強風の音に別種の発泡音が混ざった。チェンが戸惑っている間にエメル はスライドアクションで薬莢を排出し、二発目の装填にかかる。
散弾が命中したライダーは地面に発砲しながらバランスを崩し、バイクは真横に転倒した。鉄屑に変わる潰れた機械が悲鳴を上げながら外壁にぶつかった。
「人間じゃなかった」
「人間以外の何が乗ってたんだ! 頭、おかしいのか」
エメル が後方を指差すと、チェンの視線がバイクの残骸へと向いた。人の五体が崩れ、タールのように溶け始めるのを一瞬、見たような気がした。
「見りゃ分かる。確認に秒も必要ない」
スパイと裸
性的リスクが高いので、現地で諜報チームを作る。ターゲットが男なら信用を得られた先はベッドに行き着く可能性もあり、また、一番、油断してる密室でもあるので、情報を得るのに望ましい状況だ。金や待遇によっては体の関係に抵抗がない人間を雇う。スパイの仲間であることを知らないまま、盗聴器を持たせて送り込むケースもあり。
そういう理由からエメル は風俗嬢の知り合いが何人かいる設定(書く必要もなし)。自分はそういう役目は負わない。負えない体でもある。裸を拒む理由は他にも結構ある。
今回は美術品として展示されてしまうので、特に拒否感が強い。必要な情報を得る目的もなく、否定する要因しかない。設定。
国際芸術祭は世界の要人達に闇取引の場を提供する目的もある。チャーター機があれば、税関も抜けやすい。財閥の荷物に紛れて輸送も出来る。
魔法使いの闇に関する取り引きは阻止する。エメル は情報を集めに奔走する。
前半に人外の闇を相手に戦ったので、内部事情を探る必要がでてきた。
(メインストーリーライン)
中盤の舞台は国際芸術祭会場。
usjのイメージ
奪われた土地、奪われた人々。
鬼丸国綱は取り戻しに行く。
裸も描く。
エメル チーム
エメル (MIA 工作員魔法使い、リーダー)
デル(MIA情報部、工作員)
チェン(新入り、元FBI)
メリサ(事務、中央情報連絡担当)
アカシ(MIA 運搬担当)
ギテス(ガンスミス)
現地チーム
黒石アカネ(風俗嬢)
フルタ(ジャンクショップ店員)
冨田ミノルタ(タクシー運転手)
護衛要人
鬼丸国綱
※ 特定のシーンに少し出すか、名前だけのメンバーもいる。全部使わない。
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