設定:絵について調べる(心理学的アプローチ)
モチーフよりも、描き手の見えている心象を。
メディア王は金と権力があると、本当に美しいものがより輝いて見えると考えている。理由は金と権力を利用すれば、汚いものでも綺麗だと言わせる事ができるし、逆もしかり。そして、国家からは「そうしろ」と要請も来る(たまに)。
そうして人為的にブラインドが下ろされた世界で、存在を際立たせる物がある。
情報の渦の中では見えない。
過去に夢見ていた芸術家への道を極める事は、頂点に昇り詰める事だと信じていた。信じていた結果が、大衆扇動の旗手を務める事になった。
彼にも夢がある、人々が信じる美しいものを持ち寄り、それらを楽しむ事だ。
「作られたものではなく」
表面上はふざけて飄々としているが、美への執着は激しい。
人生を捧げるに相応しいと考えている。金はあの世へ持ち込めないし、そこに金に対する信用も存在する補償もない。
美に宿る神聖を脳に刻んで魂を昇天させたい、と考えている。
ある事故で、「生きた芸術家」が裏市場に出回っている情報を得た。
そして、魔術・魔法・魂なる概念が存在している事を知った。
禁忌に触れた時から、特に国家からメディア王への干渉が強くなった。
世の中には見せてはいけない領域があるのは知っていた。
そんな彼にも知らない世界があった。
「生きた芸術家」は世界の底への入り口でもあった。
闇は深い。
魔術・魔法・魂のアルゴリズムも闇から掘り出した未開の叡智。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます