第35話王都からの手紙

  和約成立からの色んな理由盛り合わせした宴をほぼ夜通しやった次の日の朝。


 ターオ族長ら部族側の半数以上が二日酔い気味な状態を見せつつ陣地を後にして帰還していった。


 戻れば昨日取り決めた反抗した部族らへの対処とこちらへ派遣する部族部隊の選抜と編成に携わる事になるであろう。


 モモと平成も一旦帰還することとなり、そう遠くない日の再会を誓い合ったものだった。


「あの、僕はやっぱり部隊に組み込まれて今後もあちこち行く羽目になるんですか?」


「お前は何を言ってるんだ。ヒラナリは族長の娘のお付きという立場。だから私と共に行動するのが当たり前だろうに。それに異界から召喚された勇者の区分になるなら世の為人の為に働くべきではないのか」


「真顔でマジレスやめてください。僕はどうせ元の世界に帰れないならニートとしてゴロゴロして暮らしたいだけなのに……」


 二日酔いと今後の苦労のダブルパンチに平成は弱り切った顔して頭を抱えていた。


 普通ならそういう発言するやつが凄いスキルで無双するんだろうが、あの糞ステータスだとそうしたくなる気持ちも分からんでもないので、俺は生暖かい目をして平成の肩を軽く叩くのであった。


 遠ざかっていく面々を見送った後は俺らも帰還準備を始めることに。


 最初はこの即席陣地は終わったら解体する気でいたけど、戦準備してる中で思い直す事となった。


 交流を深めたり交易をしたりと友好的な方へシフトするのはいいのだがそれはそれとして治安維持的には無防備晒すわけにもいかない。


 それに今後この一帯に人が頻繁に往来していきやがて村や町が作られていくなら魔物や盗賊などに対処する人員を配置することにはなる。


 というわけで、ここを新たなる兵士の詰め所兼アンゴロ・エッゲ県西南部分を監視する拠点として運営していくことに決めた。


 中央に腕木通信施設を建設。柵や塹壕も今よりもしっかりとした造りにリニューアル。そして当面は火薬不足故に出番はないであろう多発火箭らを備え付けて示威的効能を持たせる。一拠点として見劣りしない立派なものにしていきたいものだ。


 なのでこの県に元々配属されていた兵士のうち一〇〇名、連絡要員として騎兵も一〇騎残留させることとした。


 彼らには周囲の見回りを行うと共に大工が派遣されるまでの間可能な限り陣地の再整備を行ってもらうことになる。


 残りの歩兵は元の詰め所へ戻り、それ以外は州都へ帰還する。


 歩兵を纏める責任者に帰還したらすぐさま残留組へ食料や資材を送るよう厳命した俺は騎兵らに出発を促した。


 指示をターロンらが伝えていくのを見つつ俺は自分の馬へ飛び乗った。その隣をマシロとクロエのバイクがガードするように埋めてくる。


「準備までが長かったけど、終わればあっという間なものよねー」


「くくく、虚の茶番舞踏も実りあれば結果オーライのティロフィナーレ」


「……まっ、政治も軍事も往々にしてそんなもんだろうよ。終わりよければ全て良しってな」


 などとなんとなく悟った風なことを言ってみたけど、相変わらずこの二人には鼻で笑われて終わったので特に反論せずに俺は手綱を軽く振って愛馬に行動を促した。


 帰りも三日程とすると、行きで三日、準備に二日、戦で一日、事故処理で一日、帰りで三日の合計十日で西の問題を収めたわけか。うん、悪くはないかもしれん。


 しばらくはこれ程の軍勢動かすような案件もないだろうからその分の時間や手間などを民生に回せるようになる。現代日本のような機械類に頼れない分、人と時間は猶更貴重なのでここからが改めて頑張りどころだな。


 帰っても忙しさに変わりないとは是非もないよね。


 容赦なく照り付ける太陽と熱風に嬲られつつ、俺が率いる駐留軍は平原を離れていく。






 三日後の昼下がり、俺達は州都へ無事帰還した。


 予め数騎を先行させて戦の大勝利と部族らとの和平締結を報告させていたので、出迎えた住民らはちょっとしたお祭り騒ぎなテンションであった。


 隊伍を整え威儀を正して背筋伸ばして落ち着いた風にて熱烈な出迎えに応えていく俺ら。


 それだけの余裕はまだあった。あったけど恐らく俺を含めた従軍した兵らの八割ぐらいの脳内を占めてたのは休息と空腹を満たすことであっただろう。


 なにせ帰還した時点で持参した食料は空。最後に食べたやつも、その日の明け方に薄めにスライスされた黒パン一切れと小さな器分の干し肉の欠片浮かべた薄味スープのみという。


 俺は貴族で地位も高いから兵士と違ってもうちょい良いの食べられたのではないか?


 そんなわきゃない。そんな地位や身分で優遇する余裕がないレベルで底をつきかけてたんだよ。


 戦に備えて持ち込める物資を集められるだけ集めた荷車に乗せるとかいう軽く杜撰な補給だったから寧ろよくギリギリまで持ちこたえられたなと思うよマジで。


 帰路の途中で村や町はあるにはあったが、いきなり千人以上の食料提供しろとか言われても迷惑になるのは目に見えてたので素通りしてきた。


 思えばこういう事態見越してある程度用意させておくべきだったかもしれんと反省しきりである。発想はあれどもまだまだ生かしきれてないな俺。


 ちなみに俺んとこの客分である畜生二人はどこ吹く風でどこから取り出したか分からないが四角柱状の栄養補助食品じみたものを食べながら「空腹辛いわー飢え怖いわー」などとのたもうていた。


 歓呼の声を浴びつつ黙々と歩を進めていき、州都庁の正門付近に達した。そこで俺は兵らに本日より二日間の休暇と後日の褒賞の約束を宣言した上で解散させた。


 喜びはあれども疲労がやや勝ってるのか反応は思ったよりも鈍い。それでも俺の見送りに対して浮つくこともなく粛々と隊列を整えて宿舎のある方角へと去っていった。


 残ったのは俺とマシロとクロエ。そしてターロンら私兵部隊の面々だ。


 出迎えに駆け付けた役人らに最低限の指示を与え、急務以外の事は明日の昼過ぎから受け付ける事を伝えつつ州都庁内へ足を踏み入れる。


 ターロンら私兵部隊にも先程の兵士らと同じような事を伝えて出入口前にて解散させた。俺の護衛に関しては残留組にやらせることにする。


 マシロとクロエは特に伺いたてることなく勝手に家へと戻っていっていた。まぁいいや何かあるとしてもどうせ後で風呂利用しに行くときにでも言えばいい。


 従者にお湯と布、それと飲食物を持ってくるよう命令をして俺は十日ぶりに自室へ入ろうとした。


「節令使様!」


 入室寸前、役人の一人が何かを持って走り寄ってきた。


「こちら、早馬にて一昨日届いた手紙でございます。宛名はヒリュー・フォン・レーワン様と」


「ほう?」


 その報告に俺は軽く目を瞠った。


 届けてきた役人に手短に労いの言葉をかけ手紙を受け取る。


 やや厚めの封筒に入ったそれを見つつ俺は改めてドアノブに手をかけて扉を開いた。


 部屋へ入り扉を閉める。自室に誰も居ないのを一応確認した俺はここでようやく深い溜息を吐いて肩から力を抜いた。


「お、おわった。ようやく一仕事終わった……!」


 荷物とマントと防護用装備を床に投げ捨て、音を高く立てつつ椅子に腰を下ろした。背もたれに遠慮なく寄りかかりながらしばし脱力感に身を浸して放心。


 従者が頼んでいた物を持ってくるまでの短い時間だが、俺は解放感のあまり手足をだらしなく投げ出し意味もなく天井を見上げていた。


 王都からここまでくるまでの旅路よりも短い期間とはいえ、やれ話し合いだやれ戦だとそれなりに緊張の連続だったのが地味に心身にキテるなぁ。そりゃ歴史上の覇王やら戦馬鹿な王様とかが長生きしないわけだよ。あんな程度でも疲れ方が半端ないわメンタル的にも。


 まぁいい。俺はそういうのから逃げてきたんだから当面はこんな事やるまい。デスクワーク万歳ですわ。


 などと考えてるとドアをノックする音が聞こえてきた。億劫そうに座りなおして入室を許可する声をかけてやる。


 二人の従者が入ってきた。一人はお湯の満たされた小さな桶と数枚の布、もう一人は肉やパンの詰め込まれたバスケットとワインと水差しをそれぞれお盆に乗せている。


 鷹揚に頷いてそれらをテーブルに置かせて従者らを下がらせる。


 すぐさま俺は水差しを手に取りコップに水をそそぎ一息に飲み干した。


 やや乱暴にコップをテーブルに置き、布を手に取りお湯に浸してキツメに絞る。ある程度水気をとったところでそれを使って顔や首筋を拭っていく。


 あっという間に持ち込まれた布全てが汚れに染まって使い物にならなくなったので、桶の中に放り込んで床下にひとまず置いた。


 次いで俺は片手に食べ物片手にワインボトルを掴んだ。貴族的な礼儀作法など今はゴミ箱へ叩き込み、ひたすら食欲を満たすことのみを優先。


 しばらく室内は咀嚼音と飲み物を喉を鳴らして飲む音のみが小さく響いた。


 バスケットの中身の殆どとワインボトルの三分の一、そして水差しの中の水を半分以上を消してようやく俺は人心地ついた気分となるのであった。


 小さなおくびをひとつ上げて腹を撫でる。満腹感のあまり軽い眠気すらも感じ出す。


 このままベッドに倒れ込みたいとこだけど、どうせ爆睡するなら風呂でさっぱりしてからにしたい。


 それに、あいつらが風呂に入ってる間に確認しておかないといけないこともあるしな。


 テーブルの片隅に置かれていた手紙を手に取る。改めて宛名を見ると頼りになる弟の見慣れた文字。間違いようのない、俺が待っていた手紙である。


 期待感を自制という手綱で抑えつつ俺は手紙の封を切って中身を取り出す。中には七、八枚の紙が入っていた。


 一枚目には、弟のヒリューが時候の挨拶など形式的な事柄を一通り書き連ねている。現代日本風でいうなら電話でとりあえず「元気してる?」「仕事ちゃんとやれてる?」的な家族会話するアレだわな。


 なので一枚目はヒリューとその妻子に変わりがない事を確認する以外は適当に読み流した。


 二枚目からは俺が待っていたものが記されている。


 関所の防衛強化という建前で申請していた回廊の要塞化の許可が無事下りた。この国と俺の今の立場からすれば思ったより早く許可が下りた事に少し驚いたな。


 絶対下りるし駄目ならどんな手段行使しても許可させてやると覚悟決めてただけに、この件に関しては素直に王都の偉い奴らに感謝だわ。


 或いは、平和ボケと腐敗に片足突っ込んでる連中なりに各地で収まる事を知らない不穏さを感じている証左かもしれんけど、今はそこは置いておこう。


 最後の紙が他と手触り違ったものなので取り出してみると、思った通り国王と宰相の連名でのサイン及び王の印が捺された許可書であった。


 よしよし、許可が下りたとなれば一日でも早く建設開始させたい。なんなら銭湯や通信施設の拡大が一時的に鈍ってもいいから優先させたいぐらいだ。


 引きこもりにとって、出入口を固めるのは大事だからね。個人だろうと国だろうとそこは変わらないと俺は思ってる。


 待ち望んでいた物を入手して相好を崩す。王都にて許可を貰いに奔走したであろう弟に深く感謝をしつつ俺は三枚目の紙を手に取る。


 ここからは俺が出発してからコレを送り出すまでの二、三か月間の出来事が記されていた。


 まず召喚勇者である勇少年の近況。


 最後に見かけたときはチョロイン二人に補佐されて近場の魔物討伐へ繰り出そうとしていた。俺が去って以降も三日に一回の頻度で王都付近、遠いとこだとケーニヒ州の境界線付近の森や小山まで行ってたらしい。


 彼はそこでストーンゴーレムやポイズンキラービー、サーベルウルフなどCやB相当の魔物と日々戦い続けていたとか。


 そんな甲斐があって短期間で急成長を遂げていき、この手紙を送り出す直前には一人でワイバーンを仕留めてみせたことで王都に住まう貴族らは今では殆どの者が勇少年を勇者として熱烈に支持してるという。


 ヒリューは直接会話を交わした事はないが、遠くから見た感じだと、そんな中でも彼は相変わらず不安や困惑を払拭しきれてないように見受けられたという。


 そりゃそうだよな。


 ステータスは高めで残念な事に才能もあった。だがつい数か月前までは剣も握ったこともない普通の高校生が訳も分からず魔物と死闘を繰り返す日々に放り込まれてるとなれば、ハッピーライフとは程遠いのだから笑ってはいられんだろう。


 まぁあの姫騎士と対魔人は悪い奴ではないしああいうチョロイン気質だから惚れてる分は少年支えようと親身になってやってる筈だ。リア充補充で一日でも長く心身持ち堪えて生き延びてくれればいいんだが。


 でなきゃこれから先に待ってるのが体の良い人間兵器の道なんだからあんまりにも可哀想じゃないか。


 勝手な感傷の自覚はある。けれど俺の本心でもある。


 自分より年下で何事もなければ平和で平凡な現代日本人としての生涯を過ごしてたであろう相手がだ、欲深い奴らの欲深いであろう動機で拉致されてきたともなれば身を案じる程度の同情ぐらいしてもバチは当たるまいよ。


 勇少年に確実に忍び寄ってきてる地獄を想像してやや辛気臭い表情を浮かべつつ次の紙を手に取った。


 次のものにはヒリューが集めた情報が載っている。


 俺が去ってからというもの今まで敬遠してた親戚らや先代や先々代と付き合いのあったという貴族らが家に顔出すようになったとか。


 ったく調子のイイ連中だ。俺は限りなく他人に近い親類縁者どもを軽く罵った。


 更に当主代理として何かと理由つけて王宮へ出入りすることにしたので、噂話含めて様々な事を耳にする機会が増えた。そんなわけで判断は兄に任せるとして集めるだけ集めてみようということらしい。


 まずフィッシェ州節令使ウノトレス伯が夏が終わる頃には退官するという。


 理由としては激務に耐えられない程に健康を害したという一点張り。


 まぁ十中八九嘘だろうな。


 大方フィッシェ州の治安悪化が手に負えなくなった上に、いつぞやの俺の件で配下も制御出来なくなりつつあることを実感したのだろう。


 見栄張り的にはただでさえ致命的なのが処刑も視野に含まれた厳罰に直結するようなボロが出ないうちに逃げるという決断にようやく至ったというところか。


 後任はまだ定まってないようだが、少しでもあの州の現状把握してるなら兵の増強とセットでそれなりに有能な奴を派遣しないと駄目だろうが、はてさて王宮の貴族連中はちゃんとやれるのやら。


 節令使の人事はそれ以外では特に動きは見られない。特に北部は冷害による農民一揆の広がりを考えると指揮系統に隙が生じると危ういだろうから動けないだろう。


 それ以外だと相変わらず王の見えないとこで第一王子と第二王子や宰相や有力門閥貴族らが子競り合いの宮廷闘争やりあってるという。


 ヒリューにもそれとなく各派閥からお声かかりがあったそうだが、現状は「私は当主代理に過ぎません。当主である兄の御意向を確認せねばご返答致しかねる」と早口に言い建てて速足で逃げてるらしい。


 ただでさえ勇少年という存在をいかに自分の手元に置こうと暗躍してるらしいのに、こいつらの欲深さと視野の狭さには程々呆れてしまうわ。


 以上の事を除けば、やはりたかだが三、四か月程度ではまだ大きな動きはないか。


 そう、まだな。


 次に俺の構築していた市井情報網からの報告纏めである。


 出発直前に不良神父やギルドマスター、それに経営してる店の責任者達にはヒリューを紹介しており、直々に知らせなければならないような話でない限りは全て弟に言伝を依頼するように頼んではいた。


 まずパオマ神父からのもの。こちらは先月発生した原理派事件に関しての事が主であった。


 返信直前にようやく俺の報告が耳に届いたらしく、驚きつつも俺の報告をそのまま総本部へ転送した。回答が来るのはかなり後になるが、寛容派が主流なので形だけの抗議文が届くだけで終わるだろうからご安心を。と言った旨が書かれていた。


 と同時に寛容派への幾分かの配慮を願うことも控えめな表現で書かれている。


 各地で似たようなトラブルを起こってるらしく、酷いとこだとアラスト教と乱暴に一纏めにされて弾圧されるような所もあるというから、パオマ神父としても原理派に幾らか苦々しさを感じていたのだろうな。


 こちらとしても余程の淫祠邪教の類でない限りは宗教勢力とは当面揉めたくはないわな。宗教は嫌いな方だが軽視する程愚かじゃないぞ俺も。


 神父の次は店だがこちらは相変わらず好調であるとだけ。まぁこちらもたかが数か月で劇的に何か起こるわけではないか。


 ギルドの方も今はまだいつも通り運営が行われてるらしい。


 ただ各地の支部から日々追うごとに切迫した救援依頼が舞い込んできてるという。


 魔物の件だけでなく、治安的にも冒険者が護衛を請け負うクエストが目に見えて増加しており、しかも下手な魔物退治よりも難易度が高くなりつつある。


 政治的或いは国全体としてみれば動きはないに等しいが、規模を地方レベルに絞れば一日ごとに悪化の一途を辿ってる。


 俺は先程たかだが三、四か月程度ではまだ大きな動きはない。と言ったが、来年の今頃同じ台詞を言えてるか自信がない。一か月どころか一週間や一日で状況が変わるような日々が確実に迫っている。


 流石にネガティブすぎるかもしれん。しれんが、この国含む各地の召喚勇者の存在が必要以上に不安を掻き立ててるのだ。


 本人の意思に関わらず急成長を遂げる勇少年。


 王宮の奴らはどこまで育てるつもりなのか。育てた後はどこに何をする気なのか。


 俺の引きこもり準備がどこまで間に合う事やら。


 赴任してから初の家族からの手紙。しかも目的は同封されてる許可書のみだと割り切ってたものである筈なのに、俺はついつい腕を組んで深く考え込んでしまっていた。


 風呂に入って綺麗さっぱりといった風のマシロとクロエがノックなしに部屋に押し入ってくる瞬間まで、セルフネガティブ思考に基づいた自問自答を続けていたのであった。

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