S氏

 私の友人のS氏とは共通の趣味があるので、今回はそれについて触れながら書いていくつもりだ。

 共通の趣味というのは絵を描くことで、私はS氏の描く絵が大好きなのだ。彼女の絵の魅力はもちろんたくさんあるが、それは本題と関係ないため今は置いておくこととする。とりあえず今回は、なぜ私がS氏に対して「相性がいい」と感じるかを考察していきたい訳なので、彼女の絵は魅力的だということと、私は彼女の絵が大好きだということさえわかってもらえれば十分である。


 ここからがやっと本題だ。S氏は絵を描く人の目線で私の絵の感想をくれるのだが、これがすごく嬉しい。やはり私が彼女の絵を好いているからというのが理由として大きいと思う。それに加えて、どこに力を入れて描いたか、なにを意識して描いたかというのを推察するのが上手い。そのため、普段から褒めちぎってくれるようなタイプではないが、たまにくれる一言が死ぬほど嬉しかったりする。かつS氏は自身のセンスや技術を変に卑下しないため、褒めやすく純粋に彼女の絵を好きだと思える。自分の絵を下手だなどと一切言わず、「思ったように描けなかった」というような言い回しをするので、時々才能に嫉妬もするが、妬み嫉みは一切ない。

 私は、S氏のこの「自分を卑下しない」という部分に人としての魅力を感じている。これに気づいたのは彼女と出会って2年程経ってからなのだが、考えてみれば一緒にいてストレスを感じない人はほぼ全員これに当てはまる。なるほど私は自分を必要以上に下げる人が苦手らしい、そう気付いてからは自分もちょっとした言い回しに気を付けるようにしだしたのを覚えている。これは自己肯定感を高めるのにも役に立ったので、S氏には感謝である。


 今回も上手いまとめ方がわからないのだが、まあS氏の魅力を再確認できたという点で、これを書いてよかったと感じる。あとはもっと日本語の修行を積もうと思う。

 S氏とはこれからもずっと、今まで通り好い友達として、そしてお互いのファンとして、仲良くしていきたい。

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