おまけ小話 第1.5話 無事、降り立ちました。

田中です。


お空の彼方から地上へと落っこちて、アラビアータな思いをするところだった俺ですが…。


結果だけ言いますと—— 無事でした。


『地面に叩きつけられるっ‼︎』


そう、思った瞬間。


神聖 不可思議な力が働き。


視界にうつる天地がグルリと反転。


気がついたら、俺はグ○コ ポーズで地に足つけ。しっかりと地上に立っていた。


これは…?


『ぷふっ…クスクス、クスクス』


何処からともなく聞こえて来る、幼女神様の笑い声—— と。


『田中ばーか、ばーかっ‼︎』


俺をヤジる、女神様の声。


「…………」


はふぅっ…‼︎


きっと、コレは幼女神様なりの祝福ってやつなんだろう。


愛を感じた。


ふふ…。


まったく、女神様め。


下着が恐怖と歓喜で、びっしょりになってしまったじゃないですか。


やれやれ、まったく。


女神様も、俺のこと好きなら好—— 〝ズビシッ!〟


何処からともなく矢ーっ⁉︎


『あ゛?』


「調子に乗ってすみませんでしたあああっ‼︎」

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