第74話 嬉しい報酬

「はぁ〜 やっぱ海は気持ちいいなぁ」


俺は一足先に海を堪能していた。女子って着替えんの遅えからな。


「快斗〜! おまたせ〜❣️」


「快斗くん、遅くなって申し訳ありません」


美香はこの前見たビキニ姿。相変わらず可愛い💕

そして結衣は・・・


「か、快斗くん? ど、どうですか❤️?」


結衣は白いワンピース水着に麦わら帽子をかぶっていた。


「か、可愛いと思うぞ😍・・」


「あ、ありがとうございます😊・・」


いや、だって実際めっちゃ可愛いしよ。白だから透けて見えてしまうからなおさらエロい。やっぱお嬢様感溢れ出てるよなぁ。


「あれ? そういえば快斗って泳げたっけ・・?」


「ぎ、ぎくっ・・・」


「え? そうなんですか? 快斗くん?」


「・・・恥ずかしながら、おっしゃる通りで」


何回も言うが、俺はまったく泳げない。下手したら溺れるかもしれない。


「大丈夫! 私たちが教えてあげるわよ❣️」


「そうですよ。一緒に泳ぎましょう❤️!」


「・・ま、まぁ2人がそう言うなら・・」


せっかく来たんだ。俺だって泳げるようになって帰ってやるぜ!


「ほら快斗。見ててあげるから泳いでみて?」


「ふぅ〜 よし!」


俺は海に入って泳いでみた。始めはゆっくりと手と足を動かして、そして進んでいく。


「おっ? これはいけるんじゃ・・」


と思った瞬間、身体が沈み始めた。

や、やばい。波に流されて足がつかない。俺、死ぬのか?


「もう〜 快斗ったら・・ もっとリラックスだよ❤️?」


「そうですよ、快斗くん❤️ 焦ってはだめですよ?」


美香と結衣が抱きしめてくれた。


「はぁ〜 はぁ〜 わ、悪いな・・」


「ほら、一緒に泳ご?」


「私たちが支えてあげますから」


「よし! もう一回!」


俺は泳ぎ始めた。何回も溺れそうになったが、その度に美香と結衣が助けてくれた。


2時間後・・


「よっしゃ〜! 少しは泳げるようになったぜ!」


「おめでとう、快斗❣️」


「頑張りましたね、快斗くん❣️」


2人がほっぺにキスしてくる。すごく嬉しい報酬。

2人の温かいキスが冷めた身体を温めてくれる。


「2人とも、ありがとな!」


その時、梨沙とあかりがやってきた。


「う〜 快ちゃんと泳ぐなんて! ずるいです!」


「そうよ! お兄ちゃんと泳げるなんて! ずるいわよ!」


またまた修羅場ですか?


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る