第73話 お目覚めのキスと合宿スタート
「ん? もうこんな時間かぁ・・」
あの後車に乗って、誰が横になるかで争って、色々おしゃべりして気づいたら寝てたっけ? みんなもいつの間にかぐっすりだったし。
「ん? ゆ、結衣⁉︎」
俺が寝た後か知らないが、結衣が俺の肩にもたれかかって寝ていた。な、なんでこんな状況に⁉︎
「うぅん・・ 快斗くん・・・」
何の夢を見ているんだか、めっちゃ幸せそうだな。
それにしても寝顔がすげえ可愛いんですけど💕
ふつうに美少女だな。見てて惚れてくるくらいだ。
「はぁ〜 快斗くんのキス❤️・・」
「え⁉︎ ちょ、ちょっと待て⁉︎ お、おい・・」
結衣が急に俺にキスをしてきた。ね、寝ぼけてるのか? てかいつまでキスしてるんだよ⁉︎
「ん・・・ ふわぁ・・ 快斗くん? おはようございます」
「あ、ああ。お、おはよう」
やっと結衣が起きてくれた。さっきのことは秘密にしておくか。
「あ、あの・・ ちょっと近くないですか?」
「え? あ、ああ、わ、悪い・・」
こいつ、さっきまで寝ぼけてたこと忘れてるだろ。ほんとに焦ったんだから。
「それじゃあ・・ お目覚めのキスということで❤️」
結衣がほっぺにキスしてきた。顔が熱い。さっきのこともあるからなおさら焦る。
「な、なあ結衣? お前起きてるよな?」
「し、失礼ですね。私は寝ぼけたりしませんよ?」
「そ、そうか・・」
やっぱり自覚症状なし。これは重症かもしれないな。
「ふわぁ・・ 快斗、おはよ〜❤️」
美香が後ろからキスしてくる。
い、いや、今日キス多くね? 今日はそういう日ですか? こっちも結構恥ずかしいんだけど。
美香も結衣もキスの感触がすごく柔らかい。しかもいい匂い。だからなおさら焦るんだよ。
そして梨沙とあかりは相変わらずの爆睡中。
「快斗くん。美香さん。着きましたわよ?」
「え? もう着いたのか?」
「確かに綺麗な海だね〜」
「あそこに見えるのが更衣室です。では先に私たちは泳ぎましょうか」
「・・まあ、そうだな」
「早く泳ご〜!」
「では運転手さん。2人が起きたら説明よろしくお願いしますわ」
「お嬢様、了解です👍」
さすがお嬢様ですね。素振りが慣れてるし。
それにしてもここの海はほんとに綺麗だ。水が透き通っている。砂もさらさらだ。
「それじゃあ着替えに行こうか!」
「行ってきま〜す❣️」
「快斗くん、私の水着姿、期待してて下さいね❤️!」
合宿がスタートした。
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