第67話 学園祭終了 「みんなの願い事」

「梨沙と仲良くデートなんて、度胸あるじゃない💢?」


「私たちをよく放っておけましたね💢?」


「い、いや、そういうわけじゃ・・ な、なぁ、梨沙?」


いない。くっそ〜 あいつどっかに隠れやがったな?


「私だって快斗周りたかったのに・・」


「私も快斗くんと周りたかったですわ・・」


う〜ん。そんな顔しないでくれよ。俺だって3人で周りたかったけどよ。


「い、今からでも間に合うだろ? とにかくお願い事しようぜ?」


「う〜・・ わかったわ」


「仕方ないですわね」


「そうよ。お願い事しよ❤️?」


おいこら💢 梨沙! 何逃げてんだよ? 俺、今超焦ったんですけど・・


「はぁ〜 まあとにかく・・・」


俺は願った。こんな幸せな生活がずっと続きますようにと。

永遠に続くものなんてない、と人は言うけれど、俺はこのままみんな仲良くできたらいいと思う。


「みんなは何願ったんだ?」


「まずは私の願いは・・」


「み、美香?」


美香が改まって俺の前に立つ。そして不意に倒れたの思ったらキスしてくる。


「そ、その・・ 快斗とキスすること、そしてこれからも快斗と一緒にいれること、かな❤️」


か、可愛い💕 いや、めっちゃ可愛いんですけど?


「お、おう。じゃ、じゃあ結衣は?」


「私のお願い事はですね・・」


すると結衣は堂々と俺にキスしてくる。


「・・快斗くんとキスする。それといつまでも快斗くんと一緒にいる、ですかね❤️」


こ、これまた可愛い💕 堂々としているところにも惚れてしまう。


「・・・梨沙は?」


「私はもちろん・・」


梨沙は甘えるようにして俺にキスしてくる。


「快ちゃんとず〜っと一緒にいることだよ❤️?」


か、可愛いすぎる💕 3人の美少女に囲まれている俺。心はもつのだろうか?


「みんな、ありが・・」


「お兄ちゃん💢? 私のこと忘れてるでしょ💢?」


「あ、あかり⁉︎」


いつの間にかあかりのことをすっかり忘れてた。

こ、これはまずいぞ。


「私だって・・ 私だって・・ お兄ちゃんとキスするもん❤️」


あかりが唐突にキスしてきた。1番優しいキスだな。やっぱり妹が1番だ。


「みんな、改めてありがとう。これからもよろしくな!」


普段からいつもみんなには感謝してる。俺の願いもきっと叶うことだろう。


「快斗!」


「快斗くん!」


「快ちゃん!」


「お兄ちゃん!」


『これからもよろしくね❣️』


梅雨の季節。中々止まない雨の中だけど、俺たちの気持ちは一つだ。


この後俺たちは5人で周り、楽しい楽しい学園祭は終了した。

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